頂点は、スペース内のポイントです。頂点によりポリゴン オブジェクトを形作るその他のサブオブジェクト(エッジとポリゴン)の構造が定義されます。頂点を移動または編集すると、接続されたジオメトリも影響を受けます。頂点は、独立して存在できます。そのような分離した頂点は、他のジオメトリの作成に使用できますが、レンダリング時には非表示になります。
編集可能ポリゴン(頂点)サブオブジェクト レベルでは、1 つまたは複数の頂点を選択し、標準の方法を使用して移動することができます。
頂点を押し出すと、法線に沿って移動し、押し出しの側面を形成する新しいポリゴンが作成され、頂点がオブジェクトに接続されます。その押し出しでは、押し出された頂点を元々持っていたポリゴンの数と同じ数だけの側面を持つことになります。
頂点押し出しの重要な面は次のとおりです。
押し出された頂点を示した面取りボックス
手動押し出しの実行後にこのボタンをクリックすると、現在の選択についてそれと同じ押し出しがプレビューとして実行され、最後の手動押し出しの数値に設定された[押し出しの高さ](Extrusion Height)でキャディが開きます。
選択された複数の頂点を面取りする場合、それらすべての頂点が同じように面取りされます。選択されていない頂点をドラッグした場合、まず選択された頂点が選択解除されます。
面取りされた頂点は、元の頂点につながるすべてのエッジ上の新しいポイントに接続する新規の面のところまで効果的に置き換えられます。これらの新しいポイントは、各エッジに沿って元の頂点から正確に<面取り量>の距離にあります。近隣面(ランダムに選択)の 1 つのマテリアル ID およびすべての近隣スムージング グループの交差であるスムージング グループを持った新しい面取り面が作成されます。
たとえば、ボックスの 1 つのコーナーを面取りする場合、単一のコーナー頂点は、三角形の面に置換され、その頂点はコーナーにつながる 3 つのエッジに沿って移動します。外面が再調整され、これらの 3 つの新しい頂点を使用するために分割され、コーナーに新しい三角形が作成されます。
面取りされた頂点の周囲にオープン スペースを作成することもできます。詳細は、面取りを参照してください。
上: 元の頂点の選択
中央: 面取りされた頂点
下: [開く](Open)オプションを選択して面取りされた頂点
手動面取りの実行後にこのボタンをクリックすると、現在の選択についてそれと同じ面取りがプレビューとして実行され、最後の手動面取りの量に設定された[面取り量](Chamfer Amount)でキャディが開きます。
[頂点を連結](Weld Vertices)キャディで指定した許容範囲内にある、連続した、選択された頂点を結合します。すべてのエッジが、この結果結合された単一頂点に接続されます。
[頂点](Vertex)レベルでの[連結](Weld)の使用
[しきい値](Threshold)の距離より離れた位置にある頂点は連結されません。
[連結](Weld)は、多数の頂点が密集している領域を含むジオメトリを自動的に簡略化するのに最適です。[連結](Weld)を使用する前に、[連結](Weld)キャディで[連結しきい値](Weld Threshold)を設定します。比較的離れた位置にある頂点を連結する場合は、ターゲット連結を使用します。
1 つまたは複数の頂点を除去すると、それらの頂点が削除され、面をそのまま維持するようにメッシュが再三角形化されます。[除去](Remove)ではなく[削除](Delete)を使用すると、削除する頂点に依存するポリゴンも削除されてメッシュに穴が開いてしまいます。
[ターゲット連結](Target Weld)モードでは、頂点の上にマウス カーソルを置くと、カーソルが + の形に変わります。マウス ボタンをクリックしてマウス カーソルを移動すると、頂点からマウス カーソルへ破線のラバーバンド ラインが伸びます。カーソルを別の隣り合う頂点に置き、+ カーソルが再び表示された時点でマウスをクリックします。1 番目の頂点が 2 番目の頂点の位置に移動し、2 つが連結されます。ボタンを再度クリックするか、ビューポートで右クリックするまで、[ターゲット連結](Target Weld)はアクティブなままになります。
[マニピュレータ](Select And Manipulate)がアクティブな場合に、キャディ インタフェースの[重み](Weight)コントロールの使用可/使用不可を切り替えます。