パフォーマンスの調整

パフォーマンス調整パラメータを使用すると、Autodesk Material が実行する計算の量を制限することによってパフォーマンスを調整できます。

インタフェース

注: 使用できるパラメータは 4 つですが、マテリアルごとに、関連する設定のみが[パフォーマンスの調整](Performance Tuning)ロールアウトに表示されます。
反射光沢サンプル
光沢反射を作成する際にレンダラーで放出するサンプル(レイ)の最大数を定義します。値が高いほどレンダリング速度が遅くなりますが、出力は滑らかになります。値を低くするとレンダリング速度は向上しますが、出力が粗くなります。たいていのケースは 32 で十分です。ほとんどの Autodesk Materials の場合は既定値 = 8、Mirror の場合は 0 です。
注: [反射光沢サンプル](Reflection Glossy Samples)を 0 に設定すると、反射は「完全な鏡状」になり、[光沢](Glossiness)の値に関係なく反射レイは 1 つだけ放出されます。反射が非常に弱いサーフェスなら、この方法でパフォーマンスを上げることができます。
屈折光沢サンプル
光沢屈折を作成する際にレンダラーで放出するサンプル(レイ)の最大数を定義します。値が高いほどレンダリング速度が遅くなりますが、出力は滑らかになります。値を低くするとレンダリング速度は向上しますが、出力が曇りガラスのように粗くなります。たいていのケースは 32 で十分です。範囲: マテリアルの種類に応じて変わります。既定値は 8 です。
注: [屈折光沢サンプル](Refraction Glossy Samples)を 0 に設定すると、屈折は「完全なレンズ状」になり、レイは 1 つだけ放出されます。ドラフト レンダリングであれば、この方法でパフォーマンスを上げることができます。
反射最大トレース深度
このトレース深度に達すると、レンダラーは反射の計算を終了します。範囲: マテリアルの種類に応じて変わります。既定値は 0 です。
屈折最大トレース深度
このトレース深度に達すると、レンダラーは屈折の計算を終了します。範囲: マテリアルの種類に応じて変わります。既定値は 0 です。