Autodesk マテリアル

Autodesk Material は、建築、設計、環境に頻繁に使用されるマテリアルをモデル化する mental ray マテリアルです。Autodesk Material は、AutoCAD と Autodesk Inventor のマテリアルおよび Autodesk Revit マテリアルに対応しているため、これらのアプリケーションを併用する場合は、サーフェス情報とマテリアル情報を共有できます。

Autodesk Material を使用するシーン

Autodesk Material は Arch & Design マテリアルに基づいています。Arch & Design マテリアルと同様に、物理的に正確な(フォトメトリック)ライトや現実世界の単位でモデル化されたジオメトリとともに使用すると最も効果を発揮します。一方、各 Autodesk Material のインタフェースは Arch & Design マテリアルのインタフェースに比べて非常にシンプルで、リアルで物理的に正確な結果を比較的簡単に得ることができます。

Autodesk Material Library は、製造元が提供するデータとプロフェッショナルが制作したイメージに基づいた mental ray マテリアル ライブラリのセットです。プロフェッショナルによる光沢またはマット仕上げの壁ペイント、固体のガラス、コンクリートなどの建築および設計マテリアルなどがあります。これらのマテリアルを使用すると、リアルなテクスチャを作成するのに便利です。

注: 使用可能なマテリアルはアクティブなレンダラーによって決まります。

Autodesk Bitmap

多くの Autodesk Material タイプには、1 つまたは複数の Autodesk Bitmap があります。既定値のビットマップ割り当てを変更するには(ビットマップが割り当てられている場合)、Autodesk Bitmap 自体のパラメータまたは親マテリアルのパラメータのいずれかを表示して、[マップ](map)ボタンをクリックします。3ds Max のファイル ダイアログ ボックスが開き、イメージ ファイルを指定できます。Autodesk Bitmap の種類のパラメータ ロールアウトでは、このボタンのラベルは[Source]です。親マテリアルの設定では、このボタンのラベルは通常[Image]です。

警告: 3ds Max では、Autodesk Material からビットマップを切断したり、ビットマップを他の種類のマップと置き換えることができます。ただし、それを行なうと、AutoCAD などの他の Autodesk アプリケーションは Autodesk マテリアルを読み込むことができなくなるので、Autodesk マテリアルのビットマップ ノードはそのままにしておくことをお勧めします。ビットマップによって呼び出されるテクスチャ ファイルを変更したり、ビットマップの設定を調整するのはかまいませんが、ビットマップを切断したり、3ds Max のみでサポートされているマップの種類と置き換えたりはしないでください。

Autodesk Material のアンインストール

警告: Autodesk Material ライブラリをアンインストールまたは削除すると、AutoCAD、Autodesk Revit、Autodesk Inventor などの他の Autodesk 製品でライブラリを使用できなくなります。また、ライブラリをアンインストールすると、現在 Autodesk Material を使用している 3ds Max のシーンを表示またはレンダリングできなくなります。

Autodesk Material ライブラリのインストールまたはアンインストール、および再インストール方法の詳細は、『インストレーション ガイド』の「Autodesk Material ライブラリをインストールする」セクションを参照してください。