mental ray レンダラーによるディスプレイスメントのシェーディングは、標準マテリアルのディスプレイスメント マッピングに似ています。mental ray ディスプレイスメントを使用すると、ディスプレイスされたサーフェスの追加ポリゴンが 3ds Max シーンではなく、mental ray シーン データベースにのみ保存されるため、レンダリング時間を除き、シーンのメモリ要件が高くならないという利点があります。これは標準マテリアルおよびスキャンライン レンダラーによるディスプレイスメントのマッピングよりも、パフォーマンスが大きく改善される場合があります。
mental ray レンダリングにディスプレイスメントを追加するには:
アクティブなレンダラーがまだ[mental ray レンダラー](mental ray renderer)になっていない場合には、[共通設定](Common)パネルで、[レンダリングを割り当て](Assign Renderer)ロールアウトを開き、[プロダクション](Production)レンダラーの[...]ボタンをクリックします。[レンダラーを選択](Choose Renderer)ダイアログ ボックスが表示されます。リストで[mental ray レンダラー](mental ray Renderer)をハイライト表示してから、[OK]をクリックします。
[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスを開いたままにしておくか、最小化します。
mental ray マテリアルを使用し、ディスプレイスメント コンポーネントにシェーダを割り当てる技術もあります。mental ray マテリアルを使用している場合は、最初にディスプレイスメント コンポーネントをアンロックする必要はありません。