加算プロセスでは、2 つの値(たとえば、2 つの色)を加算します。3ds Max で色を加算すると、その結果は元の 2 つの色のどちらよりも明るくなります。
右側の球には加算不透明度が適用されている
加算不透明度は、マテリアルの色をバックグラウンド カラーに追加することでマテリアルの向こう側の色を明るく表示します。加算不透明度は、光線や煙などの特殊効果に便利です。加算不透明度は、[拡張パラメータ](Extended Parameters)ロールアウトで指定します。
既定値では、加算不透明度はアルファ値を生成しません。つまり、アルファ値がゼロで透明度はありません。これはレンダリングのバックグラウンドにおける正しい結果ですが、ビデオ ポストなどの合成プログラムを使用し、オブジェクトに加算不透明度を合成したい場合、加算不透明度に透明度を加えてレンダリングすることもできます。それには、以下の行を 3dsmax.ini ファイルの[Renderer]セクションに追加し、その後、3ds Max を再起動します。
AlphaOutOnAdditive=1
不加算透明度のレンダリングを既定の方法に戻すには、3dsmax.ini ファイルで AlphaOutOnAdditive の値を 0 (ゼロ)に戻してから 3ds Max を再起動します。