風スペース ワープ

[風](Wind)スペース ワープでは、パーティクル システムで生成されたパーティクルに吹き付ける風の効果をシミュレートします。風には方向があります。風の矢印の方向に移動するパーティクルは加速します。矢印と反対方向に移動するパーティクルは減速します。球状の風の場合、モーションはアイコンに向かうか、またはその反対方向です。

風によって泉のスプレーの方向を変更

風は、[重力](Gravity)スペース ワープの効果と似ていますが、タービュランスや、自然世界の風が持つその他の特徴を表すパラメータが追加されています。

雪とスプレーに対する風の効果

手順

風を作成するには:

  1. [作成](Create)パネルで、 ([スペース ワープ](Space Warps))をクリックします。リストから[フォース](Forces)を選択し、[オブジェクト タイプ](Object Type)ロールアウトで[風](Wind)をクリックします。
  2. ビューポート内でドラッグします。

    [風](wind)アイコンが表示されます。平面風(既定値)の場合、アイコンはワイヤフレームの矩形で表示され、片側から出てくる方向矢印が付いています。球状風の場合、アイコンはワイヤフレームの球で表示されます。

    平面風の初期方向は、ドラッグしたビューポート内で、アクティブになっている作図グリッドの負の Z 軸に沿っています。風オブジェクトを回転して、方向を変えることができます。

インタフェース

[フォース](Force)領域

この領域の設定は、重力のパラメータと同じものです。

強度
[強度](Strength)編集ボックスの値を大きくすると、風の効果が大きくなります。[強度](Strength)編集ボックスの値を 0.0 未満にすると、吸引が発生します。同じ方向に移動しているパーティクル同士は反発し、反対方向に移動しているパーティクルは引き合います。[強度](Strength)(Strength)編集ボックスを 0.0 に設定しても、[風](Wind)(Wind)ワープには効果はありません。
減衰度
[減衰度](Decay)編集ボックスを 0.0 に設定すると、[風](Wind)ワープはワールド空間全体の強度と同じになります。[減衰度](Decay)値を増やすと、風ワープ オブジェクトの位置からの距離が増えるにつれて、風の強度は減ります。既定値は 0.0 です。
  • [平面](Planar)風効果は、シーン全体で[風](Wind)ワープ オブジェクトの平面に対して垂直です。
  • 球形風効果は、[風](Wind)ワープ オブジェクトを中心とする球状になります。

[風](Wind)領域

この領域の設定は、[風](Wind)スペース ワープに固有のものです。

タービュランス

パーティクルは、風が吹き付けたときにコースをランダムに変えます。値を大きくすると、タービュランス効果が大きくなります。

周期

0.0 よりも大きな値に設定すると、タービュランスは時間の経過とともに定期的に変動します。この微妙な効果は、バインドされているパーティクル システムが大量のパーティクルを生成しない限り、目に見えない効果です。

スケール

タービュランス効果をスケールします。[スケール](Scale)編集ボックスの値が小さいほど、タービュランスは滑らかで、規則正しくなります。[スケール](Scale)編集ボックスの値を大きくすると、タービュランスは不規則になり、荒々しくなります。

[表示](Display)領域

範囲インジケータ

[減衰度](Decay)値がゼロよりも大きい場合、アイコンがビューポートに表示され、風の強さが最大値の半分となる範囲を表します。[平面](Planar)オプションを使用した場合、インジケータは 2 つの平面になります。[球状](Spherical)オプションを使用すると、インジケータは二輪球になります。

アイコン サイズ

[風](Wind)スペース ワープ オブジェクト アイコンのサイズをアクティブな単位で指定します。マウスをドラッグして風オブジェクトを作成する場合に[アイコン サイズ](Icon Size)の初期値を設定します。この値で、風の効果が変わることはありません。