iray レンダラーの断面を作成します。
iray 断面ヘルパーをシーン内のオブジェクトと交差させると、断面を作成できます。この断面の片側(通常は手前側)にあるシーン内のパーツを、iray レンダリングで非表示にすることができます。
ビューポート内に配置された iray 断面
右側: iray 断面を使って住宅モデルの内部を表示したところ
注: 断面と ActiveShade: iray ActiveShade レンダリングでは断面の移動がインタラクティブに更新されますが、この[パラメータ](Parameters)ロールアウトの設定に対する変更では、ActiveShade レンダリングは更新されません。
[プロパティ](Properties)領域
- オン
- オンにすると、iray レンダリングが断面を使用します。オフにすると、使用しません。既定値ではチェックマークが付いています。
また、iray 断面オブジェクトを非表示にすると、断面の効果を無効にすることができます。
- 照明をクリップ
- オフにすると、クリッピング平面が存在しないかのように動作します。クリップされたジオメトリはシャドウを投影し、モデルに外部照明が流入するのを防ぐことができます。オンにすると、クリップされたジオメトリは照明に影響しません。外部照明を、クリップされたジオメトリが存在しないかのように、切断面を通ってモデルに流入させることができます。既定値ではチェックマークが付いていません。
照明のクリップで切り取った住宅モデル
- 方向を反転
- オンにすると、断面の効果の方向が逆になります。既定値ではチェックマークが付いていません。
断面の方向を反転する
[グリッド サイズ](Grid Size)領域
- 長さと幅
- ビューポートに表示される平面の長さと幅を設定します。
これらの設定はビューポート表示のみに影響します。レンダリングでは平面は実質的に無限です。
[間隔](Spacing)領域
- グリッド
- 断面グリッドの密度を調整します。
[長さ](Length)および[幅](Width)の設定と同様に、ビューポート表示にのみ影響します。
[表示](Display)領域
- [XY 面](XY Plane)/[YZ 面](XZ Plane)/[ZX 面](ZX Plane)
- これらのオプションでは、1 つの軸に沿って 90 度回転することによって、断面の方向を変更します。既定値は[XY 面](XY Plane)です。