ターゲット スポットまたはフリー スポットを作成したり選択すると、[スポットライト パラメータ](Spotlight Parameters)ロールアウトが表示されます。
ビューポートにスポットライト円錐を表示するには:
ライトが選択されている間、円錐は常に見えています。次のように設定すると、ライトを選択していないときも円錐が表示されます。
ライトの円錐のワイヤフレーム アウトラインが表示されます。ホットスポット範囲の輪郭はライト ブルーで、フォールオフ範囲の輪郭はダーク グレーで表示されます。
ビューポートに表示されたスポットライトの円錐
ホットスポットとフォールオフを調整するには、次のいずれかの方法を実行します。
既定値では、フォールオフ値は常にホットスポット値より少なくとも 2 度または 2 単位大きくなるように制限されています。この制限量は、[基本設定](Preferences)ダイアログ ボックスの[レンダリング](Rendering)パネルで変更できます。フォールオフ値の有効範囲は 0 から 10,000 単位です。
ホットスポットとフォールオフの値が近い場合、ライトは輪郭のはっきりしたビームを投射します。
マニピュレータを使ってホットスポットとフォールオフを制御するには:
ホットスポットまたはフォールオフの円にマウスを移動すると、円が赤くなり、ドラッグして調節できます。また、ツールチップにはスポットライトの名前、パラメータ、および値が表示されます。
ホットスポットとフォールオフは、編集ボックスと同じように相互制限します。
スポットライト マニピュレータについてはこの項の最後で説明します。
ライト ビームのシェイプを設定するには:
ライトの円錐シェイプが変わり、指定したシェイプが反映されます。
矩形ライトのアスペクト比を変更するには:
アスペクト比は[BMP フィット](Bitmap Fit)ボタンでも設定できます。このボタンは主に投影で使用します。
これらのパラメータにより、スポットライトのホットスポットおよびフォールオフが制御されます。
円錐の表示をオン/オフにします。
[オーバーシュート](Overshoot)をオンにすると、ライトは光線をすべての方向に投影します。ただし、投影と影はフォールオフ円錐内でしか発生しません。
ライトの円錐の角度を調整します。[ホットスポット](Hotspot)値の単位は角度です。既定値は 43.0 です。
ライトのフォールオフの角度を調整します。[フォールオフ](Falloff)値の単位は角度です。既定値は 45.0 です。
フォトメトリック ライトでは、フィールド角度はフォールオフ角度に相当し、ライトの強度が 0 (ゼロ)になる角度です。
前述の手順および後述の「スポットライトのマニピュレータ」で説明しているように、ホットスポットとフォールオフはビューポートのマニピュレータをドラッグして操作します。
ホットスポットとフォールオフの角度をスポットライト パラメータで(スポットライトの視点からシーンを見ながら)調整することもできます。
フォールオフ領域およびホットスポット領域のシェイプを設定します。標準の円形ライトが必要なときは、[円形](Circle)を設定します。窓やドアから差し込む光のような矩形のライトが必要なときは、[矩形](Rectangle)を設定します。
矩形ライト ビームのアスペクト比を設定します。[BMP フィット](Bitmap Fit)ボタンを使用すると、アスペクト比を指定のビットマップに一致させることができます。既定値は 1.0 です。
ライトの投影アスペクトが矩形であれば、特定のビットマップと一致するようにアスペクト比を設定します。これは、プロジェクタ ライトとしてライトを使用する場合に便利です。
マニピュレータは、[マニピュレータ](Manipulate)ボタンがオンになっていれば表示され、使用できます。このボタンは既定のメイン ツールバーにあります。マウスをマニピュレータに移動するとそのマニピュレータが赤くなり、ドラッグまたはクリック操作が有効になったことが示されます。また、ツールチップが表示されて、オブジェクトの名前、パラメータ、および値が示されます。
スポットライト マニピュレータの使用に関する詳細は、このトピック冒頭の「手順」を参照してください。
ホットスポット マニピュレータ - ホットスポット値を調整するには、ビューポートでホットスポットの円をドラッグします。
フォールオフ マニピュレータ - フォールオフ値を調整するには、ビューポートでフォールオフの円をドラッグします。
ホットスポットとフォールオフは、編集ボックスと同じように相互制限します。