MAXScript ミニ リスナーは、[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウの内容を 1 行ずつ表示するものです。
MAXScript ミニ リスナーは、2 つのペインからなります。1 つはピンク、もう 1 つは白です。ピンクのペインは、[マクロ レコーダ](MacroRecorder)ペインです。マクロ レコーダが使用可能になると、記録されるものはすべてこのピンクのペインに表示されます。ミニ リスナーのピンクの行によって、[マクロ レコーダ](MacroRecorder)ペインの最新の項目が示されます。
白のペインは、スクリプトを作成する[スクリプト](Scripter)ウィンドウです。リスナーの白い領域で最後に入力した行が、ミニ リスナーの白い領域に表示されます。ミニ リスナーの表示をスクロールするには、矢印キーを使用します。
ミニ リスナーの白い領域に直接入力すれば、コマンドがビューポート内で実行されます。
フローティング表示される[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウを開くには、ミニ リスナーの行のいずれかを右クリックします。これによって、最後に記録された 20 のコマンドのリストが表示されます。これらのコマンドのいずれかを選択し、Enter を押して実行することができます。
[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウおよびスクリプトの作成の詳細は、『MAXScript ヘルプ』を参照してください。[ヘルプ](Help)メニュー [MAXScript ヘルプ](MAXScript Help)を選択します。
例: ミニ リスナーを使用して球を作成するには:
ビューポートに球が表示されます。
例: ミニ リスナーを使用してコマンドを再実行するには:
例: スクリプトを作成してツールバーに追加するには:
簡単な例として、オブジェクトを編集可能メッシュに集約するスクリプトを作成し、それを実行するためのツールバー アイコンを作成します。
カーソルが最後の行に移動するため、[マクロ レコーダ ライン](MacroRecorder line)が空欄になります。
テキスト エディタでテキスト行をハイライトするときのように、行の先頭をクリックしてその行全体にドラッグし、コマンド スクリプトをハイライトします。
上のピンクの行に、マクロ レコーダによって最後に記録されたものが表示されます。マクロ レコーダが使用可能でない場合は、この行には何も表示されません。
下の白い行に、[スクリプト](Scripter)ウィンドウに入力された最後のエントリが表示されます。この行にコマンドを直接入力すると、ビューポートで実行できます。
ミニ リスナー行のいずれかを右クリックすると、マクロ レコーダ(使用可能になっている場合)によって記録された最後の 20 個のコマンドの履歴が表示されます。これらのコマンドのいずれかをクリックすると、ビューポートで実行されます。
ミニ リスナー ラインのいずれかを右クリックして[リスナー ウィンドウを開く](Open the Listener window)をクリックすると、[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウが表示されます。これは、[ユーティリティ](Utilities)パネル [MAXScript]ロールアウトの[リスナーを開く](Listener)ボタンで開くこともできます。Point-Of-View (POV) ビューポート ラベルをクリックまたは右クリックして POV ビューポート ラベル メニューで[拡張ビューポート](Extended Viewports) [MAXScript リスナー](MAXScript Listener)を選択すれば、[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウをビューポート内に表示することができます。