[既定値のスキャンライン レンダリング](Default Scanline renderer)は、ActiveShade の既定のレンダラーでもあります。
スキャンライン レンダラーには、次の 2 つの ActiveShade オプションがあります。
ビューポートおよびフローティング表示されている ActiveShade ウィンドウには、[レンダリング フレーム ウィンドウ](Rendered Frame Window)のコントロールのサブセットがあります。既定値の ActiveShade ビューポートでは、ツールバーがオフになっています。フローティング表示の ActiveShade ウィンドウでは、ツールバーが常に表示されています。
アクティブな ActiveShade ビューポートでは、スペースバーを押すことによってツールバーの表示を切り替えることができます。これはメイン UI (ユーザ インタフェース)のショートカットなので、[キーボード ショートカットの切り換え](Keyboard Shortcut Override Toggle)はオンでもオフでもかまいません。
アクティブにすることができるのは、一度に 1 つの ActiveShade ウィンドウだけです。ActiveShade ウィンドウが既にアクティブになっているときに ActiveShade コマンドのいずれかを選択した場合、既に開いているウィンドウを閉じるかどうかを尋ねる警告メッセージが表示されます。既に開かれている ActiveShade ウィンドウがビューポートにドッキングされている場合、ビューポートに表示されているビューは、以前に表示されていたビューに戻ります。
ActiveShade を起動する前にオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトのためだけに ActiveShade が実行されます。これによって、ActiveShade の速度を大きく向上させることができます。
同様に、ActiveShade ウィンドウが開かれると、選択されたオブジェクトのみに初期化や更新の手順(自動または手動のいずれか)が実行されます。
「ドッキングされた」ActiveShade ビューポートでは、右クリックしてクアッド メニューの[ツール](Tools)(右下)で[オブジェクトを選択](Select Object)をオンにし、目的のオブジェクトをクリックすることによって、オブジェクトを選択できます。ActiveShade ビューポートでは、一度に選択できるオブジェクトは 1 つだけです。
インタラクティビティを保持する目的で、ActiveShade ウィンドウでインタラクティブに更新できることは制限されています。また、ActiveShade レンダリングは、通常は最終的なプロダクション レンダリングよりも精度が低くなります。
画質が低下した場合は、ActiveShade ウィンドウを右クリックし、クアッド メニューの[ツール](Tools)(右下) [初期化](Initialize)を選択します。