[カメラ トラッカー](Camera Tracker)ユーティリティの[バッチ 追跡](Batch Track)ロールアウトは、トラッカーを設定した後、フィーチャ トラッキングを自動的に実行します。トラッカーのセットを設定し、バッチ トラッキングしてから、このパネルの別のツールを使って、検出されたトラッキング エラーをチェックおよびレビューできます。このパネルでは、トラッキングの完了もチェックできます。
手順
トラッキング エラーをレビューおよび修正するには:
- リストでエラーを選択します。
- リストの下の[次へ](Next)ボタンを押して、エラーを順に表示します。
- エラーを選択すると、関連付けられたトラッカー ギズモが選択され、表示されます。また、ムービーが、潜在的なエラーが検出されたフレームに設定されます。
- 実際にエラーがある場合は、[ムービー](Movie)ウィンドウでギズモを調整してエラーを修正し、新しいキーフレームを配置します。
- 点検してエラーがないことが示された場合は、しきい値の設定が微細すぎる可能性があるので、関連するしきい値を調整し、[状態をチェック](Check Status)ボタンを押してもう一度実行してみます。これは、シーンのしきい値を調整するよい方法ですが、しきい値を大きくしすぎて、実際のエラーを見逃すことのないようにする必要があります。
- リストからエントリをクリアするには、[消去](Clear)ボタンをクリックします。この消去は、基本的に、潜在的なエラーで作業しているとき、修正した項目やエラーではないと決定した項目をリストから削除するための表面的なアクションです。[状態をチェック](Check Status)ボタンを押してもう一度実行すると、エラーのいくつかが同じように表示されることがあります。
インタフェース
- 完全に追跡
-
有効なトラッカー内の不明な位置を検索し、そのフレームのトラッキングを実行します。トラッキングは最適に実行され、有効なトラッカーに位置データが含まれていないフレームだけがトラッキングされます。
[追跡状態](Tracking Status)領域
- 状態をチェック
- トラッキング エラー、およびトラッキングされていないフレームを走査します。この領域の下部に、次の 2 行の情報が表示されます。
- 不完全
- トラッカー番号と、そのトラッカーのフレーム範囲内でトラッキングされていないフレームのリストを表示します。
- エラー
- 現在のエラー しきい値設定によって決定されたトラッキング エラーが、1 つまたは複数含まれているトラッカーの番号のリストを表示します。
[追跡エラーのレビュー](Tracking Error Review)領域
潜在的なエラーをリストとして表示します。リストには、各エラーについて、トラッカー番号、エラー フレーム、およびエラーの詳細が示されます。詳細には、しきい値を識別するコードとエラー測定値が含まれます。可能性のあるエラー コードには次のものがあります。
- Meマッチング エラーのしきい値超過
- Vdカラー変化デルタのしきい値超過
- Jdジャンプ デルタのしきい値超過
各エラーで、コードの右側の数字は、実際のエラー測定値です。[エラー スレッショルド](Error Thresholds)ロールアウトで、エラー測定値と現在のしきい値との比較を参照できます。[エラー スレッシュホールド](Error Thresholds)ロールアウトでしきい値を調整してから、[状態をチェック](Check Status)ボタンを押してもう一度実行すると、トラッキング内の、新規に調整したしきい値を超過するポイントがリストに表示されます。
- 次
- リスト内の次のエラーに移動します。
- 消去
- リストからエントリをクリアします。