[位置合わせパラメータ](Alignment Parameters)ロールアウト

位置合わせはインテリジェントなシェイプ オブジェクトであり、通常、道路、鉄道や、その他の線形フィーチャの中心線を表します。

読み込まれる位置合わせは AutoCAD Civil 3D の位置合わせとプロファイルの組み合わせのみから派生します。位置合わせを読み込むには、[Civil 3D 読み込みパネル](Civil 3D Import panel)を使用します。 レイアウト プロファイルは、読み込まれた位置合わせに自動的に関連付けられます。 Civil View はサーフェス縦断(現況地盤の縦断とも呼ばれる)または合成縦断をサポートしていません。

位置合わせおよびプロファイルとは

位置合わせは基本的にはインテリジェントなシェイプ オブジェクトであり、これは通常、接線による一連のジオメトリック図形から構築されます。 基本的な図形の種類は、円弧、直線、らせんの 3 つです。

位置合わせは、多くの場合、道路、鉄道など線形に設計されたフィーチャの中心線または経度の主な制御線を表します。 位置合わせは、一般に関係機関固有の設計基準に従うように設計され、通常、カーブの半径、カーブの長さ、片勾配の最小/最大の要件を満たす必要があります。

位置合わせは、シェイプの水平方向のパス(平面図またはトップ ビューで表示可能)を記述します。一方、レイアウト プロファイルはシェイプの垂直方向のパスを記述するために使用されます。 レイアウト プロファイル(設計または計画地盤の縦断とも呼ばれる)も同様に、接線による一連のジオメトリック図形から作られます。ただし、基本的な図形の種類は直線勾配および垂直カーブの 2 つです。

位置合わせは、1 つ以上のレイアウト プロファイルの代替手段を関連付けることができます。 また、レイアウト プロファイルが関連付けられていない位置合わせは、Z 軸上の高度が一定のシェイプとなります。

位置合わせおよびプロファイルの全般については、『AutoCAD Civil 3D ユーザ ドキュメント』を参照してください。

[データ ソース](Data Source)パネル

読み込まれた位置合わせに関連するソース情報を表示します。

[ソース情報](Source Information)領域
ソースの親名
この位置合わせのジオメトリが派生した、ソース ポイント コレクションのサイト名または元のモデルを表示します。 通常これは、Civil 3D のサイト名です。
ソースのフィーチャ名
この位置合わせのジオメトリが派生した、元の位置合わせの名前を表示します。 通常これは、Civil 3D の位置合わせの名前です。
[読み込んだ日付](Date Imported)領域

この位置合わせが指定のソース ファイル データから作成された日時です。

[ソース ファイル](Source File)領域
ファイル名
位置合わせの派生元のソース ファイルの名前とパスです。
ファイルの最終変更
ソース データ ファイルが最後に更新された日付です。

この日付がオブジェクトが読み込まれた日付よりも新しい場合は、選択したオブジェクトは現在のソース設計データと同期が取れていないことになります。

ソース ファイルが見つからない場合、この値は空白になります。

更新
クリックして、元のソース読み込みファイルからの位置合わせを更新します。 このボタンは、元のソース ファイルが元のパス上に見つからない場合は無効となります。

詳細は、「 Civil View オブジェクトを更新する 」を参照してください。

ヒント: [読み込まれたオブジェクト マネージャ](Imported Object Manager)を使用して複数のオブジェクトを同時に更新できます。

[ジオメトリ オプション](Geometry Options)パネル

読み込まれた位置合わせおよび関連付けられているプロファイルについて、図形構造と縦方向パスに関連する幾何学的情報を提供します。

[位置合わせパラメータ](Alignment Parameters)領域
開始測点
測点値は、シェイプの特定のポイントで位置合わせに沿った距離を計測した値です。 開始測点の値は、シェイプの最初のポイントで適用された測点値を示します。
終了測点
終了測点の値は、シェイプの最後のポイントで適用された測点値を示します。
実際の長さ
位置合わせの現在の実際の長さを示します。

この値は、位置合わせの開始測点値と終了測点値の差とは若干異なる場合があります。 この違いが生じるのは、測点値は Civil View に書き出される前にソースの設計アプリケーション内で計算され適用される値であり、位置合わせの実際の長さは 3ds Max 内で計測される値であるためです。

[位置合わせの構造]
読み込まれた位置合わせと、それに関連付けられているレイアウト プロファイルの階層ビューを提供します。 位置合わせが複数のレイアウト プロファイルに関連している場合、すべてのレイアウト プロファイルが Civil View に読み込まれますが、最初のもののみが使用されます。
選択された垂直プロファイル
複数のレイアウト プロファイルへの参照を含む位置合わせの場合、このコントロールはどのレイアウト プロファイルがアクティブであるかを示します。
レポートを表示
クリックして、読み込まれた位置合わせとレイアウト プロファイルについて詳細なレポートを生成します。 このレポートは、選択した位置合わせ内のすべての頂点について座標、測点、およびジオメトリック図形情報を表示します。 このレポートは画面上に表示することも、印刷することもできます。
[設計速度テーブル](Design Speed Table)領域

Civil 3D での設計プロセスにおいて位置わせに適用された、測点に基づく設計基準を示します。 関係機関固有の設計基準に従っているかをチェックするために、Civil 3D では必要に応じて設計基準を位置合わせに適用できます。