MAXScript マクロ レコーダは、ユーザが実行した多くのアクションをキャプチャし、それらのアクションに対応する MAXScript コマンドを生成します。
マクロ レコーダからの出力は、[MAXScript リスナー](MAXScript Listener)ウィンドウのマクロ レコーダ ペインに表示されます。いくつかのフィルタリング オプションを使用でき、これらを使ってユーザ アクションの記録手段、生成される MAXScript コマンドに明示的なオブジェクト参照を含めるか相対選択を含めるか、また生成される MAXScript コマンドに絶対的または相対的な変換と座標を含めるかどうかを制御します。これらのオプションは、[MAXScript リスナー](Listener)ウィンドウの[マクロ レコーダ](MacroRecorder)メニューで設定します。既定のオプション設定は、3ds Max の[基本設定](Preferences)ダイアログ ボックスの[MAXScript]ページで指定されています。詳細は、「MAXScript 基本設定」を参照してください。また、 3dsmax.ini ファイルの[MAXScript]セクションを編集して、これらの設定を行ったり変更することができます。
3ds Max の多くの領域でマクロ レコーダ出力が生成されますが、マクロ レコーダ出力が生成されない領域も多くあります。通常、3ds Max のメニュー バー、ツールバー、ステータス バー、[作成](Create)パネル、[修正](Modify)パネルのほとんどのコントロールは、マクロ レコーダ出力を生成します。ボタンが下位ダイアログ ボックスを起動すると、下位ダイアログ ボックス内での設定変更や操作の実行は、マクロ レコーダ出力を作成しません。[作成](Create)および[修正](Modify)パネルでは、通常、MAXScript でオブジェクトまたはモディファイヤを作成できる場合にマクロ レコーダ出力が生成されます。オブジェクトまたはモディファイヤを実装するプラグインがマクロ レコーダをサポートするように更新されていないため、オブジェクトまたはモディファイヤがマクロ レコーダ出力を生成しない場合も稀にあります。
MAXScript では、テキストをツールバーにドラッグ アンド ドロップして、[マクロ スクリプト](Macro Script)ボタンを作成することができます。また[リスナー](Listener)ウィンドウのペインやエディタ ウィンドウなどのテキスト ウィンドウからテキストを選択して、表示可能なツールバーにドラッグすることができます。テキストのドロップが可能なとき、カーソルは「+」記号の付いた矢印に変わります。そのポイントでドロップすると、マクロ スクリプトの本文にドロップしたテキストを用いた[マクロ スクリプト](Macro Script)ボタンがツールバーに追加されます。一般的には、マクロ レコーダ ペインのテキストをツールバーにドラッグして、単に記録されたイベントを並べただけのボタンを作成していました。
[MAXScript]ユーティリティの詳細は、[ヘルプ](Help)メニュー 
[MAXScript ヘルプ](MAXScript Help)を選択すると表示される『MAXScript ヘルプ』を参照してください。