モデルやアニメートされたモーションの中には、[子 -> 親](Child->Parent)または[親 -> 子](Parent->Child)の優先順位ではしっくりこないものがあります。そのような状況では、IK チェーン内の任意のオブジェクトに関節ごとに手動で優先順位を設定することができます。
たとえば、次のように表示されます。
優先度の高い値は低い値よりも先に計算されます。優先順位の値が同じ場合は[子 -> 親](Child->Parent)の順に計算されます。
優先順位の計算では相対的な IK の値のみが考慮されます。これは、優先順位の値がそれぞれ 0 (ゼロ)、30、200 の 3 つのオブジェクトからなる IK チェーンでは、優先順位の値をそれぞれ 1、2、3 に変更しても IK ソリューションの結果は同じだということを意味します。
手動で割り当てた優先順位の値を図に示す。図中の構造のチェーンでは、ボディがルート オブジェクトとして、アヒルがエンド エフェクタとしてそれぞれ使用されている
手動で割り当てた優先順位の値を図に示す。図中の構造のチェーンでは、ボディがルート オブジェクトとして、アヒルがエンド エフェクタとしてそれぞれ使用されている