この[OpenEXR 設定](OpenEXR Configuration)ダイアログ ボックスは、EXR ファイルを開いたときに必ず表示されます。使用するレイヤの選択、カラー補正の適用、イメージのプレビューができます。
インタフェース
- チャネル ビュー (レイヤ)
- ファイルからロードするレイヤを選択できます。EXR ファイルには任意の数のレイヤを保存できますが、3ds Max はテクスチャとして使用するレイヤを一度に 1 つだけロードします。
- 新しいチャネルがあります
- このリストには、選択したレイヤにあるチャネルと、それらが使用する形式が表示されます。
- プレビュー
- 選択したレイヤのイメージのサムネイル プレビューが表示されます。カラー補正を適用すると(次のセクションを参照)、サムネイルは更新され、調整の結果が表示されます。
[カラー補正](Color Correction)領域
- カラー補正を有効にする
- オンにすると、データをロードする前に 3ds Max によってピクセル カラーが変換されます。 オフにすると、3ds Max はピクセル データを変更せずにそのまま使用します。 既定値ではチェックマークが付いていません。
その他の[カラー補正](Color Correction)のコントロールは、[カラー補正を有効にする](Enable Color Correction)をオンにした場合にのみ使用できます。
- [露出](Exposure) ゼロ以外の値に設定すると、イメージに適用する露出制御の値が指定されます。カメラまたは[環境と効果](Environment And Effects)ダイアログ ボックスの露出制御と似ています。この値を増やすと、イメージは明るくなります。既定値は 0.0 です。
- [黒のポイント](Black Point) ゼロ以外の値に設定すると、黒に使用するピクセル値(V)が指定されます。既定値の 0.0 では、イメージで最も暗い値を黒として使用します。
実際には、この設定はロードされたイメージの最も暗い値を、設定した値に「クランプ」します。
- [白のポイント](White Point) 1.0 以外の値に設定すると、白に使用するピクセル値(V)が指定されます。既定値の 1.0 では、イメージで最も明るい値を白として使用します。
実際には、この設定はロードされたイメージの最も明るい値を、設定した値に「クランプ」します。
- [RGB レベル](RGB Level) ロードする前に各ピクセルの値(V)を乗算します。既定値は 1.0 です。
たとえば、ファイル内のピクセルが 0.0 ~ 1.0 の場合、[RGB レベル](RGB Level)を 100.0 に設定すると、0.0 ~ 100.0 の範囲のピクセルでイメージを取得できます。
- [RGB オフセット](RGB Offset) この値を追加して、各ピクセルの値(V)をオフセットします。既定値は 0.0 です。
たとえば、ファイル内のピクセルが 0.0 ~ 1.0 の場合、[RGB オフセット](RGB Offset)を -0.5 に設定すると、-0.5 ~ 0.5 の範囲のピクセルでイメージを取得できます。
- イメージ情報
- クリックすると、EXR ファイルに関する情報を示す読み取り専用のダイアログ ボックスが表示されます。情報にはイメージのプロパティの他に、カメラ アトリビュートや解像度などの、ファイルに保存されるメタデータが含まれます。