チェーンを終了(HD ソルバ)

選択したオブジェクトをエンド エフェクタとして使用し、階層ツリーをさかのぼってルート オブジェクトをキネマティック チェーンのベースとして使用するように、キネマティック チェーンが自動的に定義されます。キネマティック チェーンが階層のルートまで達しないようにする必要が生じることがあります。たこや木などの複数に枝別れした構造をアニメートする場合は特にそうです。

[オブジェクト パラメータ](Object Parameters)ロールアウトの[ターミネータ](Terminator)オプション

階層のルート オブジェクトに達する前にキネマティック チェーンの計算を止めるには、[オブジェクト パラメータ](Object Parameters)ロールアウトの[ターミネータ](Terminator)オプションを使用します。ターミネータ オブジェクトを使用すると、計算はターミネータの子オブジェクトで止まり、ターミネータ自身は IK ソリューションの影響を受けません。これにより、キネマティック チェーンの動作を非常に正確に制御できます。

たとえば、図中の鳥を見てください。鳥は階層のルートであるボディにリンクされています。アヒルを動かすのにインバース キネマティックを使用する場合、アヒルからボディまでのすべてのオブジェクトが IK ソリューションによって影響を受けます。しかし、首の骨をターミネータ オブジェクトとして指定すれば、アヒルから首の下の脊椎までのオブジェクトだけが影響を受けます。

首にターミネータを使用すると、鳥のボディは影響を受けない