[カラー クリップボード](Color Clipboard)ユーティリティ

マップ間またはマテリアル間でのコピーのために、カラー見本を保存します。

たとえば、[マテリアル エディタ](Material Editor)では、あるマテリアル レベルの見本から別のレベルの見本にカラーをコピーしたり、別のマテリアルからカラーをコピーする場合、ドラッグ アンド ドロップで行うことはできません。マテリアルまたはマップを 2 つ同時には表示できないためです。しかし、マテリアルからカラー クリップボードにカラーをドラッグし、別のマテリアルに切り替えて、クリップボードからそのマテリアルの見本にカラーをドラッグすることができます。

カラー クリップボード ファイルは、保存およびロードできます。保存したファイルには .ccb (color clip board)という拡張子が付けられます。これはパレットの記述を含む ASCII ファイルです。ファイルの最初の 12 行は 3 つの RGB 数値で構成されているため、自分のクリップボード ファイルを簡単に編集、作成できます。このファイル形式は、[頂点ペイント](VertexPaint)モディファイヤでもサポートされています。

手順

見本からカラー クリップボードにカラーをコピーするには:

  1. [ユーティリティ](Utilities)パネルで、[カラー クリップボード](Color Clipboard)をクリックします。
  2. [マテリアル エディタ](Material Editor)を開きます。
  3. マテリアルの見本からカラーを選択します。
  4. このカラーをカラー クリップボードの見本にドラッグします。
  5. [カラーのコピー/スワップ](Copy or Swap Colors)ダイアログ ボックスが表示され、マテリアルをコピーするかスワップするかを尋ねられます。カラー クリップボードの見本を、選択したマテリアルの見本に置き換えるには、[コピー](copy)ボタンを選択します。[カラー クリップボード](Color Clipboard)見本とマテリアル見本のカラーを入れ替えるには、[スワップ](swap)ボタンを選択します。

インタフェース

カラー見本

カラー セレクタで値を編集するには、カラー見本をクリックします。

注: このユーティリティで呼び出されたカラー セレクタは、3ds Max の他のカラー選択ダイアログ ボックスと同様に、0 ~ 255 の範囲の整数ではなく、0.0 ~ 1.0 の範囲の小数を使用します。
新規フロータ

スロットが 12 個ある浮動クリップボードと、カラー クリップボード ファイルを開いたり保存したりするためのボタンを表示します。必要な数のフロータを開いたり、最小表示にしたりできます。[ユーティリティ](Utilities)パネルを閉じるか、[閉じる](Close)ボタンを選択して[カラー クリップボード](Color Clipboard)ユーティリティを終了すると、表示されているフロータは開いたまま残ります。フロータを閉じると、変更された値はすべて失われます。

閉じる

ユーティリティを閉じます。