物理カメラ ロールアウト

カメラのメインの物理アトリビュートを設定する

フィルムまたはセンサー グループ

プリセット
フィルムまたは電荷結合センサーのモデルを選択します。選択肢は、35mm(フル フレーム)フィルム(既定値)、およびさまざまな業界標準のセンサー設定があります。各設定に既定の[幅](Width)値があります。カスタム選択では任意の[幅](Width)を選択できます。

フィルム/センサーの設定

左から右: 35mm、APS-C (Canon)、APS-C (Nikon、Sony など)。

フィルム/センサーの設定

左から右: APS-H (Canon)、フォーサーズ

注: PhysicalCameraFilmPresets.ini を編集して、新しいカスタム プリセットをを追加することができます(元のプリセットを削除することはお勧めしません)。このファイルは、ローカル言語(\en-US など)用のフォルダの下の 3ds Max のインストール フォルダのルートにあります。
手動でフレームの幅を調整することができます。

レンズ グループ

焦点距離
レンズの焦点距離を設定します。既定値は 40.0mm です。
視野を指定
オンにすると、新しい視野(FOV)値を度で設定することができます。既定の FOV 値は、選択したフィルム/センサー プリセットによって異なります。既定値ではチェックマークは付いていません。

FOV を大幅に変更するとパースの歪みが発生することがあります。

注: [視野を指定](Specify FOV)をオンにすると、焦点距離コントロールが無効になります。ただし、これらのコントロールのいずれかの値を変更すると、他の値も変更されます。
ズーム
カメラ位置を変えずにレンズをズーム インまたはズーム アウトします。

[ズーム](Zoom)は、他のカメラ効果を変更せずに、レンダリングしたイメージをトリミングする方法を提供します。たとえば、焦点距離を変更すると、ぼけ効果が変更(口径サイズが変更されるため)されますが、[ズーム](Zoom)の値を変更しても変更されません。

絞り
絞りを F 値または「f ストップ」として設定します。この値は、露出と被写界深度の両方に影響を与えます。 F 値が小さくなると、絞りが大きくなり被写界深度が浅くなります。
フォーカス
  • [タ-ゲットまでの距離を使用](Use Target Distance)(既定値)。焦点距離として[ターゲットまでの距離](Target Distance)を使用します。
  • [カスタム](Custom) [ターゲットまでの距離](Target Distance)以外の焦点距離を使用します。

フォーカス プレーンはカメラのビューの寸法で囲まれた透明な長方形としてビューポートに表示されます。

[焦点距離](Focus Distance ) [カスタム](Custom)が選択されている場合に焦点距離を設定することができます。

[レンズのブリーズ](Lens Breathing) レンズを焦点距離に向かって、または離れるように移動して視野を調整します。[レンズのブリーズ](Lens Breathing)の値が 0.0 の場合、この効果は無効になります。既定値は 1.0 です。

[被写界深度を有効化](Enable Depth of Field) オンにすると、カメラは焦点距離と等しくない距離にブラーを生成します。被写界深度効果の強さは、絞りの設定に基づいています。既定値ではチェックマークは付いていません。

左: 被写界深度なし

右: 浅い被写界深度(口径 = f/1.4)

シャッター グループ

タイプ
シャッター スピードの測定に使用する単位を次から選択します。通常はコンピュータ グラフィックスで使用されるフレーム(既定値)、通常はスチール写真で使用される秒または分数秒、または通常は映画撮影で使用される度です。
継続時間
選択した単位のタイプに基づいてシャッター スピードを設定します。この値は、露出、被写界深度、およびモーション ブラーに影響を与えます。
[オフセット]:
オンにすると、各フレームの開始に対してシャッターを開くときを指定します。この値を変更すると、モーション ブラーに影響を与えます。既定の[オフセット](Offset)値は 0.0 で、既定値はオフです。
モーション ブラーを有効化
オンにすると、カメラがモーション ブラーを生成します。既定値ではチェックマークは付いていません。

左: モーション ブラーなし

右: 既定のモーション ブラー(継続時間 = 0.5 フレーム)