オブジェクトに割り当てられたオブジェクト ID 情報をレンダリングします。
オブジェクト ID は、マテリアル ID とほぼ同じで、現在のアプリケーションとは別のイメージ処理アプリケーションや特殊効果アプリケーションで、任意のインデックス値に基づいてオブジェクトを選択するのに役立ちます。後で複数のオブジェクトを同時に選択する可能性がある場合は、3ds Max で対象となるオブジェクト全部に同じオブジェクト ID を割り当てると便利です。オブジェクト ID を使ってレンダリングを行うと、この情報を別のアプリケーションでも利用できるようになります。
オブジェクト ID は、[オブジェクト プロパティ](Object Properties)ダイアログ ボックス [一般](General)パネル [オブジェクト チャネル](Object Channel)パラメータで割り当てます。オブジェクト ID は、常に同じ(任意の)カラーで表されます。オブジェクト ID とカラーの関連付けは、Combustion と共通です。
レンダリング要素リスト内の[オブジェクト ID](Object ID)エントリがハイライト表示されている場合、[レンダリング要素](Render Elements)パネルに[オブジェクト ID 要素](Object ID Element)ロールアウトが表示されます。このロールアウトでは、特定のオブジェクト ID のレンダリング カラーを、オブジェクト カラーとオブジェクト ID のどちらに基づいて決めるかを選択できます。[オブジェクト カラー](Object Color)を選択した場合、レンダリング カラーはオブジェクト ID には基づかず、[作成](Create)パネル [名前とカラー](Name And Color)ロールアウトおよび他のコマンド パネルの上部に表示されるとおり、オブジェクトのベース カラーと同じ色になります。[オブジェクト ID](Object ID)を選択した場合、各オブジェクトには、オブジェクト ID に基づいて任意のカラーが割り当てられます。