[拡張設定](Advanced Settings)ダイアログ ボックスでは、ジョブごとにタイムアウトを設定し、TCP ポート番号を割り当て、プリレンダリング スクリプトを指定し、ジョブ処理とアーカイブ設定に影響を与えることができます。
インタフェース
[ジョブ タイムアウトごと](Per Job Timouts group)領域
- 使用可能
- ジョブごとのタイムアウトを設定するには、この機能をオンにします。この領域の残り設定は、[使用可能](Enable)にチェックマーク付けた場合のみ有効になります。
- MAX のロードを待機
- ジョブがサブミットされた後、サーバがフレームを受け取り、レンダリング中であることをレポートするのをマネージャが待機する時間量を指定します。この値を超えると、失敗したフレームに関するエラーメッセージがログに記録され、そのフレームは別のサーバに割り当てられます。
- MAX のレンダリングを待機
- サーバがフレームのレンダリングの開始および完了をレポートする間、マネージャが待機する時間量を指定します。指定した値をサーバが超過すると、マネージャによって「失敗」としてフラグが付けられ、それ以上そのジョブからはフレームが送信されません。
- MAX のアンロードを待機
- ジョブが完了すると、マネージャは 3ds Max をアンロードするようサーバに伝え、3ds Max が終了し、新しいジョブの準備をしているというサーバからの応答を待ちます。 この編集ボックスでは、こうした通知に応答するためにマネージャがサーバを待つ時間量を指定します。指定した値をサーバが超過すると、マネージャによって「失敗」としてフラグが付けられ、それ以上フレームは送信されません。
[マネージャへの接続](Connection to Manager)領域
この設定を使用して、このジョブのマネージャを指定します。
- TCP ポート番号
- このジョブのレポートの提出先となるマネージャのポート番号を指定します。
- [ジョブをサブミットする形式](Submit Job As)ラジオ ボタン
- シーンをどちらのプラットフォームにレンダリングするかを指定します。このボタンは、シーンを作成したときのプラットフォームとは異なるプラットフォーム(32ビットまたは64ビット)にレンダリングする場合に使用します。特に、レンダリング ファームと異なるプラットフォームで作業している場合に役立ちます。最も一貫した結果は、作成とレンダリングが同じプラットフォームで行われたジョブをサブミットした場合に得られます。
注: これは特定のレンダリング ファーム構成に対応するために提供された拡張オプションです。既定値では、このオプションはデータ損失が生じる可能性のあるプラットフォームへのレンダリングを避けるため、最も互換性の高いプラットフォームに設定されています。
[サーバ割り当ての制限](Server Assignment Limit)領域
- 制限を有効
- 特定のジョブに割り当てるサーバの最大数を設定します。この制限は、Backburner マネージャの[一般プロパティ](General Properties)ダイアログ ボックスの[Use Server Limit]フィールドで上書きされます。そのため、レンダリング ファームの管理者は、ジョブの共有をグローバルに制御できます。
- Max サーバ カウント
- サーバ数を指定します。
[ジョブ処理](Job Handling)領域
- タスク ブロックを有効にする
- マネージャのタスク ブロック セットを上書きできます。ジョブの中にはタスクブロックがオフになっているとフレームをより効率よく処理できるものがあります。既定値ではチェックマークが付いています。
- グローバル設定を無効にする
- このスイッチを使用すると、Backburner マネージャの[一般プロパティ](General Properties)ダイアログ ボックスで設定したジョブのアーカイブ設定を無効にすることができます。サブミットするジョブのアーカイブ設定を設定できます。[グローバル設定を無効にする](Override Global Settings)をオンにすると、[ジョブが正常に完了した後](After Job Is Successfully Completed)のオプションがアクティブになります。既定値ではチェックマークが付いていません。
注: [グローバル設定を無効にする](Override Global Settings)チェック ボックスにチェックマークが付いているときに行われた設定は、次の 3ds Max セッションの間アクティブになります。 たとえば、ジョブをキューに入れたままにする場合、ジョブをサブミットして 3ds Max を終了します。後でジョブをサブミットするときに設定がアクティブになります。
- ジョブが正常に完了した後
- [グローバル設定を無効にする](Override Global Settings)をオンにした場合に、アーカイブ設定を選択します。
- [何もしない](Do Nothing) 削除やアーカイブを行わずに、ジョブをキュー内に残すようにネットワーク マネージャに指示します。
シーンにその他の変更を行わずに高解像度で再レンダリングする必要のあるジョブをサブミットする場合、[何もしない](Do Nothing)を使用します。
- [削除](Delete It) 完了時に、ジョブはキューから削除されます。
ネットワーク レンダリングしているシーンがテスト ショットであり、シーンの簡単なテストを行っているだけの場合、処理の完了したジョブをキューに保持する必要はありません。ジョブをサブミットする前に、[削除](Delete It)を選択してください。
- [後で削除](Delete After) 指定した日数が経過すると、ジョブが削除されます。既定値は 7 です。
- [アーカイブ](Archive) レンダリングの完了時にジョブがアーカイブされます。既定値ではチェックマークが付いています。
アーカイブは、シーンの最終バージョンをサブミットするとき、そのシーンがそれ以上変更されないことが分っている場合に便利です。ジョブをサブミットする前に、[アーカイブ](Archive)を選択します。
- [後でアーカイブ](Archive After) 指定した日数が経過すると、ジョブはアーカイブされます。既定値は 4 です。
- 既定値
- 設定をすべて既定値に戻します。
- OK
- 変更を受け入れ、ダイアログ ボックスを閉じます。
- キャンセル
- 加えた変更を保存しないでダイアログ ボックスを閉じます。