[選択して不均等にスケール](Select And Non-Uniform Scale)ボタンは[選択してスケール](Select And Scale)フライアウトに含まれます。このボタンを使用すると、アクティブな軸コンストレイントに従って、オブジェクトを不均等に拡大または縮小できます。
不均等なスケールでは、軸ごとに異なる値を指定して、比率を変えることができる 。
最初に[軸コンストレイント](Axis Constraints)ツールバーで適切なボタンをクリックすることで、または変換ギズモにより、特定の軸または平面にスケールを制限できます。
オブジェクトを 1 つだけ拡大または縮小する場合は、そのオブジェクトを最初に選択する必要はありません。このツールがアクティブの場合、オブジェクトをクリックすると選択でき、マウスをドラッグすると拡大または縮小できます。
重要: 個々のオブジェクトのレベルでは、[選択して不均等にスケール](non-uniform scale)は使用しないでください。不均等な拡大または縮小は変換の 1 つとして適用され、対象オブジェクトの座標軸を変更します。その結果、他のオブジェクトのプロパティにも影響を与えてしまいます。また、親から子に継承されるプロパティも変更されます。不均等にスケールしたオブジェクトに回転、インバース キネマティック計算、その他の配置などの処理を実行すると、正しい結果が得られない可能性があります。これらの問題を解決するには、[階層](Hierarchy)パネルの[基点をリセット](Reset Scale)ボタンか、[ユーティリティ](Utilities)パネルの[X フォームをリセット](Reset XForm)ユーティリティを使用します。どちらの方法でも座標軸がリセットされ、対象オブジェクトの基本スケールとして不均等なスケールが使用されます。
不均等スケーリングの代わりに、X フォーム モディファイヤを使用するようにしてください。