[オーディオ コントローラ](Audio Controller)ダイアログ ボックス

アニメーションにサウンド トラックを入れて、アニメーションとサウンドを同期させることができます。たとえば、サウンド トラックを登場人物がしゃべっている口の動きに合わせることができます。

インタフェース

[オーディオ ファイル](Audio File)領域

この領域では、オーディオ コントローラへのサウンド ファイルの追加、同コントローラからの削除、および振幅の調整を実行できます。

サウンドを選択
Windows 標準のファイル選択ダイアログ ボックスを表示します。WAV ファイルと AVI ファイルがサポートされています。
サウンドを削除
コントローラに関連付けられているサウンド ファイルを削除します。
絶対値
サウンド振幅の処理方法を指定します。オーディオ コントローラは、取り込んだサンプリング振幅を最大振幅で除算した値を返します。

戻り値 = (サンプリング振幅)/(最大振幅)

[絶対値](Absolute)チェック ボックスにチェックマークを付けると、最大振幅は波形の最大サンプリング振幅に等しくなります。その結果、ターゲット値にできるだけ近い出力値が得られます。

このチェック ボックスのチェックマークを消すと、最大振幅は当該波形で発生し得る最大振幅に等しくなります。その結果、出力値がターゲット値に達するのは、波形が可能な最大振幅に接近した場合のみに限定されます。

8 ビット ファイルの最大可能振幅は 128、16 ビット ファイルでは 32768 です。

[リアルタイム コントロール](Real Time Control)領域

この領域は、マイクなどの外部オーディオ ソースから取りこまれたサウンドを使用してインタラクティブなアニメーション効果を生成する際に使用します。この領域のオプションは、インタラクティブなプレゼンテーションを作成する場合にのみ使用してください。リアルタイム サウンドおよびコントローラで生成されたアニメーションは、いずれも保存できません。

リアルタイム デバイス使用可能
外部オーディオ ソースからのサウンド取り込みの有無を指定します。このチェック ボックスは、サウンド キャプチャ用のデバイスがインストールされていないマシンでは無効です。

このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、コントローラは選択済みのオーディオ ファイルを無視し、指定デバイスから取り込まれたサウンドを使用します。

このチェック ボックスにチェックマークが付いていない場合、コントローラは選択済みのオーディオ ファイルを使用します。

リアルタイム デバイス リストボックス
システムにインストールされている使用可能なリアルタイム サウンド デバイスを表示します。サウンドのリアルタイム キャプチャに使用するデバイスを選択します。

[サンプル](Sample)領域

この領域では、バックグラウンド ノイズの除去や波形のスムーズ化、トラック ビュー表示の制御などを設定します。

しきい値
カットアウト水準を振幅全体に対する割合で指定します。この水準を下回る振幅は、すべて 0.0 として出力されます。

カットアウト水準の範囲は 0.0 ~ 1.0 です。

カットアウト水準を 0.0 に設定すると、振幅はそのまま出力されます。

一方、1.0 に設定すると振幅全体が 0.0 として出力されます。

カットアウト水準は、コントローラからバックグラウンドのノイズを除去する手段として使用できます。

オーバーサンプリング
波形をスムーズにするオプションです。複数のサンプリング振幅を平均化することによって、波形の山や谷が平滑化されます。この編集ボックスには、平均の計算に使用する値を入力します。
高速トラック ビュー
オーバーサンプリング表示を制御するオプションです。

このチェック ボックスにチェックマークを付けると、オーバーサンプリングの結果はトラック ビューには反映されません。

このチェック ボックスのチェックマークを消すと、オーバーサンプリングの結果がトラック ビューに反映されます。オーバーサンプリングの値が高い場合は、波形の表示スピードが遅くなることもあります。

[基点](Base Point)、[ターゲット ポイント](Target Point)領域

この領域では、コントローラから戻されるパラメータ値の最小値と最大値を設定します。表示される編集ボックスは、オーディオ コントローラを使用しているパラメータの種類によって異なります。

実数パラメータの最大値と最小値は、[コントローラ範囲](Controller Range)領域の[最大](Max)スピナーと[最小](Min)スピナーにそれぞれ表示されます。  

3 つの成分を含むベクトル パラメータ(変換など)は、基点領域と[ターゲット ポイント](Target)領域にそれぞれ X 軸、Y 軸、および Z 軸の値として表示されます。

基点
振幅 0.0 で戻される実数値または X 軸、Y 軸、および Z 軸の値を設定します。
ターゲット ポイント
最大振幅で戻される実数値または X 軸、Y 軸、および Z 軸の値を設定します。

[チャネル](Channel)領域

この領域では、コントローラからの出力に使用するチャネルを選択します。この領域のオプションは、ステレオ サウンド ファイルを選択した場合にのみ有効です。

  • [左](Left)左チャネルの振幅を使用します。
  • [右](Right)右チャネルの振幅を使用します。
  • ミックス2 つのチャネルを組み合わせます。値の大きなチャネルの振幅が返されます。