mParticles シミュレーション ツールをカスタマイズする

プラグイン設定ファイル用の 3ds Max システム パスに、ParticleFlowToolsBox2.ini という名前の初期化 (INI) ファイルがあります。このファイルを探すには、Windows 7 の[スタート]メニューにあるような検索ツールを使用します。

これは、パラメータの既定の値を定義する単純な XML ファイルです。インストールした時点では、このファイルは次のようになっています。

<DefaultSettings> 
    <PhysXWorld Safe_Mode_Simulation="on" Calculation_Limit="10" /> 
    <PhysX_Shape Collide_Type="0" /> 
</DefaultSettings>

この既定の状態では、[mParticles ワールド](mParticles World)ヘルパーの 2 つのパラメータと[mParticles シェイプ](mParticles Shape)オペレータの 1 つのパラメータが変更されます。

その他のパラメータを変更するには、次の手順に従います。

  1. MAXScript リスナーを開き、[マクロ レコーダ](MacroRecorder) [有効](Enable)がオンになっていることを確認します。
  2. パラメータを変更する mParticles オペレータを作成し、Maxscript リスナーに表示されるこのオペレータの名前を記録します。
  3. 変更するパラメータを希望の値に調整し、Maxscript リスナーに表示される内容を記録します。
  4. INI ファイルに、既にあるレコードと同じ形式でデータを追加します。値は必ず引用符(" ")で囲んでください。

    たとえば、[mParticles ドラッグ](mParticles Drag)オペレータ > [ダンプ係数](Damping Factor) > [線形](Linear)設定を既定でオンにするには、最初の行から最後の行までのいずれかの場所に次の行を追加します。

     <PhysX_Drag Apply_Linear_Damping="on" />
  5. 3ds Max を終了して再起動します。

    INI ファイルの内容は、3ds Max の起動時にのみ読み込まれます。読み込まれた情報は、既定値の有効な変更として使用されます。

注: INI ファイルが格納されるフォルダは、さまざまな要因や 3ds Max の設定内容によって異なります。通常は、[カスタマイズ](Customize)メニュー [システム パスを設定](Configure System Paths) [システム](System)パネル [MaxData]設定で指定されたパスにある ¥plugcfg¥ フォルダです。