ゲーム開発では、多くの場合、キャラクタの CATRig のルートにノードを 1 つ作成する必要があります。このノードは、次のような目的で使用します。
- 3D ワールドでのキャラクタのモーションを制御する単純なマーカーとして、衝突探知やそれに似た用途に使用します。たとえば、キャラクタのルート ノードを移動して、キャラクタをある位置から別の位置へ移動できます。
- キャラクタのリグのその他すべてのパーツの位置に関連するノードとして使用します。たとえば、3D ワールドで、キャラクタの腕と脚のモーションをキャラクタ自体のモーションから切り離すことができます。
CAT では、この機能はモーション抽出ノードと呼ばれます。
[モーション抽出ノード](Motion Extraction Node)の作成
モーション抽出ノードは、CATParent ノードの作成後または CATRig プリセットのロード後にいつでも作成できます。
たとえば、これはキャラクタに含まれる CATRig の 1 つである[Alien](エイリアン)です。
モーション抽出ノード作成前
エイリアンの下の三角形と矢印で構成されるオブジェクトは、エイリアンの CATParent ノードです。
モーション キャプチャ ノードを作成するには:
- CATParent ノードを
選択します。 
[修正](Modify)パネルに切り替えます。 - [モーション抽出ノード](Motion Extraction Node)をクリックします。
CATParent の中央にある矢印が大きくなります。
モーション抽出ノード作成後
ただし、これは誤解しやすいので注意してください。実際には、モーション抽出ノードを示すもう 1 つの大きな矢印によって CATParent の矢印が隠れています。
CATparent ノードを選択し、[表示](Display)パネルへ移動して[選択を非表示](Hide Selected)をクリックしても、引き続きモーション抽出ノードを示す大きな矢印は表示されたままです。
または、エイリアンがそのワールドで動くようにモーション抽出ノードをアニメートすると、CATParent の矢印とモーション抽出ノードの矢印の両方が表示されます。
キャラクタのアニメート
キャラクタをアニメートすると、2 つの矢印の違いを確認できます。
- CATParent の小さな矢印は、ワールド座標系でのエイリアンの元の位置を示します。
- 大きな矢印は、ワールドでのエイリアンの現在の位置を示します。これは、エイリアンのローカル座標系の原点でもあります。
また、2 種類のモーションを区別できるようになります。
- ワールドでのエイリアンのモーションを示す 2 つの矢印間の(ワールド座標系での)ディスプレイスメント。
- モーション抽出ノードに関連するエイリアンの脚の(エイリアンのローカル座標系での)ディスプレイスメント。