すべての CATRig には CATParent が 1 つあります。CATParent は、リグが作成されると、その下に表示される三角形と矢印からなるシンボルで、リグのキャラクタ ノードと考えてもいいでしょう。
リグなしの CATParent
リグのすべての要素は、CATParent に関連付けられています。CATParent は、リグの名前、サイズ、他の基本的データ等、リグ全体についての情報を保持します。
また、CATRig プリセットのロード/保存ができるリグ プリセット マネージャも保持しています。
リグは CATParent にリンクされていませんが、設定モードでは、CATParent によって変形させることができます。リグは、設定モードとアニメーション モードの両方で、CATParent からスケール変換を継承します。
CATParent を作成するには:
ビューポートに CATParent またはリグが表示されます。
新規の CATRig プリセットを保存するには:
CAT が CATRig のすべてのボーンのプレフィックスに使用する名前を表示、編集できます。 「CAT の命名システムの使用」を参照してください。
CATRig のスケール比。ボーンの長さ、幅、高さなどを定義する CATRig のサイズ パラメータはすべて CAT 単位で指定します。CAT 単位についてを参照してください。
この CATRig 上のレイヤおよびキーフレームをトラック ビューに表示するときに CAT が使用する方法を選択します。 「[トラックの表示](Track Display)のモード」を参照してください。
CATRig が長さ軸として使用する軸(X または Z)を選択します。「ボーンの長さ軸について」を参照してください。
バージョン番号など、CAT に関する情報を表示します。
[CATRig のロードと保存](CATRig Load Save)ロールアウトには、既存の CATRig プリセットのリストおよびプリセットを使用するときのコントロールが表示されます。
使用可能なすべての CATRig プリセットがリストされます。プリセットをロードするには、リスト内のプリセットをクリックして、ビューポートでクリックまたはドラッグします。
選択した CATParent に CATRig プリセット(RG3 形式のみ)をロードするファイル ダイアログ ボックスを開きます。このオプションは、既定値の場所( [システム パス](system path)¥plugcfg¥CAT¥CATRigs¥ )以外の場所からプリセットをロードするときに使用します。
選択された CATRig をプリセット ファイルに保存します。既定値の場所を使用すると(上記を参照)、プリセットがリストに表示されるため、簡単にシーンに追加することができます。
ボタンの名前、機能、使用可/使用不可は、状況によって変化します。
リグに骨盤が存在する場合は、ボタンの名前が[骨盤を作成](Create Pelvis)となり、このボタンをクリックすると、カスタム リグの基礎として使用可能な骨盤が追加されます。
リグに骨盤が含まれていて、リグが RG3 プリセットからロードされたか、RG3 プリセットとして保存された場合は、[再ロード](Reload)ボタンのラベルが表示され、このボタンをクリックすると現在のプリセット ファイルがロードされます。
このボタンを使用すると、RG3 リグを保存したときの状態を編集後に復元できます。[再ロード](Reload)は、RG3 形式のリグにのみ使用できます。
シーン内のオブジェクトを CATParent レベルのリグに追加できます。詳細については、「リギング オブジェクトを追加するには:」を参照してください。
[リギングを追加](Add Rigging)の使用方法について理解するために、CAT に含まれる Marama プリ ットが良い例です。 Marama プリセットを追加して[修正](Modify)パネルへ移動し、[リギングを追加](Add Rigging)をクリックします。[追加リグ ノード](Extra Rig Nodes)ダイアログ ボックスに、スキンメッシュ オブジェクトや追加の顔のリグ MaramaFace など、さまざまな要素がリストされます。
オンにしてシーンをロードすると、シーン ファイルは元のキャラクタを保持しますが、CAT はキャラクタを(プリセットに保存された)更新済みデータと自動的に置き換えます。 CAT は、元のキャラクタのアニメーションを新しいキャラクタに自動的に適用します。 キャラクタ同士が似ているほど、アニメーションの転送はうまくいきます。