時間を制御

アニメーションを作成するには、時間を追ってシーンを変化させます。時間の計測方法と表示方法、アクティブ タイム セグメント(アニメーションの作業対象部分)の長さ、アニメーションの各レンダリング フレームの長さ(時間)など、時間に関するさまざまな要素をコントロールできます。

その他、時間移動やビューポートでのアニメーションの表示方法については、それぞれのトピックで説明します。

時間の表示形式を選択

3ds Max の起動時の既定値では、時間はフレーム数で表示されますが、別の時間表示形式も使用できます。たとえば、秒数や分数の表示形式も利用できます。

[時間設定](Time Configuration)ダイアログ ボックス [時間表示](Time Display)領域の設定では、さまざまな時間表示形式を指定できます。時間表示形式を変更すると、3ds Max のすべての部分における時間の表示形式だけでなく、時間の呼び出し方法も変更されます。

使用できる時間形式は、次のとおりです。

フレーム

時間を全フレーム数で表示します。

これは既定値の表示モードです。1 枚のフレームで処理できる時間数は、現在のフレーム レートの選択値によって異なります。たとえば、NTSC ビデオの場合、各フレームが 1/30 秒を表します。

SMPTE

SMPTE (Society of Motion Picture and Television Engineers)形式で時間を表示します。

ほとんどの専門的なアニメーション作業で使用される標準的な時間表示形式です。SMPTE 形式では、左から右へ、分、秒、およびフレームをコロンで区切って表示します。たとえば、2:16:14 は、2 分 16 秒 14 フレームを表します。

フレーム : ティック

フレーム数と、ティックという 3ds Max の内部時間増分で時間を表示します。

1 秒は 4,800 ティックなので、アクセスできる最小時間単位は 1/4800 秒になります。

分 : 秒 : ティック

分(MM)、秒(SS)、ティック数をコロンで区切って時間表示とします。たとえば、2:16:2240 は、2 分 16 秒 2,240 ティックを表します。