ぼけ効果(被写界深度)ロールアウト(物理カメラ)

被写界深度とともに使用するぼけ効果を設定します。

イメージに被写界深度が適用されている場合([物理カメラ](Physical Camera)ロールアウトに対する設定)、パターンはぼけ効果とも呼ばれる、 フォーカスの外れたイメージの領域に表示されます。この効果は「錯乱円」 とも呼ばれます。物理カメラでは、レンズのシェイプがぼけ効果パターンに影響します。

ヒント: ぼけ効果はシーンの焦点が合っていない領域に高コントラストの小さい点(一般的には光源やその他の明るいオブジェクトからの点)がある場合に最も顕著となります。

絞りの形状グループ

センター バイアス(リング エフェクト)グループ

中心(負の値)またはエッジ(正の値)の方向に絞りの透明度を補正します。正の値にすると、焦点の合っていない領域のブラーが多くなり、負の値にするとブラーの量が減ります。

[センター バイアス](Center Bias)設定は、ぼけ効果が示されるシーンで特に顕著になります。

左: リング エフェクト、センター バイアス = 50.0

右: センター効果、センター バイアス = - 50 0

光学周辺減光(Cat Eye 効果)グループ

いくつかの広角レンズを生成できる 「キャッツ アイ」エフェクトをシミュレートすることによりフレームを周辺減光します。

左: [周辺減光](Vignetting)= 1.0

右: [周辺減光](Vignetting)= 2.0

[周辺減光](Vignetting)を負の値にすると、正の値と同様の結果になります。

異方性反射(アナモルフィック レンズ)グループ

絞りを垂直方向(負の値)または水平方向(正の値)にストレッチすることによりアナモルフィック レンズをシミュレートします。

[センター バイアス](Center Bias)と同様に、[異方性反射](Anisotropy)設定は、ぼけ効果を示すシーンで最も顕著になります。

左: 水平方向への異方性反射、値 = 0.5

右: 垂直方向への異方性反射、値 = -0.5