[面分割](Tessellate)モディファイヤ

[面分割](Tessellate)モディファイヤは、現在の選択の面を再分割します。この機能は、カーブしたサーフェスをスムージングしてレンダリングし、他のモディファイヤで修正するための追加のメッシュ解像度を作成するときに役立ちます。スタック選択レベルが[頂点](Vertex)、[エッジ](Edge)または[縁取り](Border)の場合、[面分割](Tessellate)は選択した頂点またはエッジを使用する面またはポリゴンにのみ影響します。スタックに渡されるサブオブジェクト選択がない場合、オブジェクト全体が面分割されます。

このモディファイヤは多角形の面を面分割できますが、編集可能メッシュで使用できる面分割には適用できません。[ポリゴン](Polygon)選択レベルでも、このモディファイヤを使うと面で分割されます。また、[テンション](Tension)設定では、サブディバイドされたサーフェスに凹凸を適用できます。

上: 元のメッシュ オブジェクト

左下: エッジに適用されたポリゴンの面分割

右下: ポリゴンの中心に適用されたポリゴンの面分割([面の中心](Face-Center)オプション)

警告: オブジェクトを面分割しても、スタック内で[面分割](Tessellate)モディファイヤの前に存在する UVW マッピングが保持されます。ただし、マッピングの種類および面分割の設定によっては、マッピングが変更される場合もあります。一般的に、この現象は適用されたマッピングが極端な複合角度を使用する場合に起こります。

インタフェース

[パラメータ](Parameters)ロールアウト

操作対象
面分割を三角形の面またはポリゴン ファセット(可視エッジによって囲まれた領域)で実行します。
  • [面](Faces) 選択を、三角形の面のセットとして扱います。
  • [ポリゴン](Polygons) ポリゴン ファセットを分割します。たとえば、ボックスのサイドにポリゴン メソッドを使用すると、エッジ メソッドを使用した交差シェイプ エッジや、面中心メソッドを使用した X - シェイプ エッジになります。
エッジ(Edge)/面の中心(Face-Center)
  • [エッジ](Edge) 中心から各エッジの中央まで面またはポリゴンを分割します。三角形の面に適用すると、選択面とエッジを共有する選択されていない面も分割されます。
  • [面の中心](Face-Center) 中心から角の頂点まで面またはポリゴンを分割します。
テンション
[エッジ](Edge)面分割後に、新しい面を平面、凹面、凸面のどれにするかを決定します。正の値にすると、頂点が外側に押し出された面になります。負の値にすると、頂点が内側に引き寄せられ、凹面が作成されます。0 (ゼロ)に設定すると、平面になります。また、エッジおよびポリゴンの面分割でも機能します。既定値は 25 です。
[反復](Iterations)領域

面分割を適用する回数を設定します。たとえば、反復の設定を 2 にすると、編集可能メッシュで[面分割](Tessellate)ボタンを 2 回クリックすることと同じになります。ただし、[面分割](Tessellate)モディファイヤを使用する間は、いつでも簡単に取り消しできます。さらに反復を取得するには、別の[面分割](Tessellate)モディファイヤを適用します。

[更新オプション](Update Options)領域
  • 常時面分割は、基本ジオメトリの変更時に常に更新されます。
  • レンダリング時面分割は、オブジェクトがレンダリングされたときにのみ更新されます。
  • 手動面分割は、[更新](Update)ボタンをクリックしたときにのみ更新されます。
更新

面分割を更新したいときにクリックします。[手動](Manually)がアクティブな更新オプションでない限り、有効になりません。

親トピック: モディファイヤ