親から子への優先順位を選択(HD ソルバ)

[親 -> 子](Parent->Child)の優先順位では、力が適用される場所(エンド エフェクタ)に近い関節は力から遠く離れた関節よりも小さく移動します。これは[子 -> 親](Child->Parent)の優先順位の逆です。[親 -> 子](Parent->Child)の優先順位では、ベース オブジェクトに最も高い優先順位を割り当て、エンド エフェクタには最も低い優先順位を割り当てます。

この種類の優先順位は、多くの特殊なケースで使用します。たとえば、次のように表示されます。

図は、親から子の優先順位の値を示している

図は、親から子の優先順位の値を示している

[親 -> 子](Parent->Child)の優先順位を割り当て

[親 -> 子](Parent->Child)をクリックすると、子の関節の優先順位が親より低くなるよう優先順位が設定されます。階層のルートの優先順位の値を 0 (ゼロ)として、子にはそれぞれルートからの階層の深さの -10 倍の値が設定されます。

ほとんどの場合、キネマティック チェーン全体に対して[親 -> 子](Parent->Child)の優先順位を設定します。上の図の構造のチェーンはボディをルートとして使用し、図中のアヒルをエンド エフェクタとして使用しています。[親 -> 子](Parent->Child)の優先順位を使用すると、両足とアヒルはそれぞれ -50 と -140 の優先順位を割り当てられます。

キネマティック チェーン内の単一のオブジェクトに[親 -> 子](Parent->Child)の優先順位を割り当てる場合があります。オブジェクトに割り当てられる値は階層のルートからの深さの -10 倍です。