[コンポジタ リンク](Compositor Link)パネル

データを 3ds Max と Adobe After Effects の間で転送するためにステート セットで使用するファイルです。

注: Adobe After Effects で[コンポジタ リンク](Compositor Link)コマンドを使用すると、このパネルのコントロールと類似しているダイアログ ボックスが開きます。

[コンポジタ リンク](Compositor Link)パネルは、[ステート セット](State Sets)ダイアログ ボックスの下部にドッキングして開かれます。このタイトル バーの右端には、垂直のプッシュピンと X の 2 つのアイコン ボタンがあります。プッシュピン ボタンは、最大化(既定)と最小化の状態を切り替えます。最小化の状態では、このパネルは[コンポジタ リンク](Compositor Link)タブとして[ステート セット](State Sets)ダイアログ ボックスの下部に表示されます。この状態では、タブの上にマウスを移動してパネルを開くことができ、マウスをパネルから離すと、再度最小限に抑えます。

パネルを閉じるには、[X]ボタンをクリックします。

注: [コンポジタ リンク](Compositor Link)パネルと[レンダー出力ファイル パターンを設定](Set Render Output File Pattern)パネルの両方が開いている場合、これらのパネルはタブ パネルとして、[ステート セット](State Sets)ダイアログ ボックスの下部に重ねて表示されます。いずれかのパネルをアクティブにするには、そのタブをクリックします。

[コンポジタ リンク](Compositor Link)パネルには、次のような複数のコントロールが含まれています。

リンク ファイルの場所
このフィールドは読み込み専用です。[リンクを作成](Create Link)で設定したリンク ファイルのパスと名前が表示されます。
リンクを作成/リンクに更新
ボタンが[リンクを作成](Create Link)の場合は、クリックしてリンク ファイル(SOF 形式)のパスとファイル名を指定します。既存のリンク ファイルを選択すると、ステート セットでは、ファイルを上書きするのではなく、既存のデータを使用します。

リンク ファイルの設定後、ボタンの名前は[リンクに更新](Update to Link)に変わります。 ステート セットの設定の変更後にこのボタンをクリックすると、データが合成アプリケーションに再送信されます。

注: [リンクに更新](Update to Link)を 3ds Max で使用すると、After Effects の対応するボタンが[リンクから更新](Update From Link)に変わります。
グローバル スケール
オブジェクトの状態のジオメトリのスケールを変更することができます。オブジェクトの After Effects での操作を簡単にすることができます。既定値は 1.000 です。

通常、3ds Max では 1.000 に設定されているグローバル スケールをそのままにしておき、After Effects ではリンクを作成または更新する前に[コンポジタ リンク設定](Compositor Link Settings)ダイアログでグローバル スケールの値を大きくします。

カメラ/ライト/ソリッド/ヌル/フッテージ
[オブジェクト](Objects)ステートを使用して、合成アプリケーションに転送するデータのタイプを設定するには、これらのチェック ボックスを使用します。
注: ステート セットでは、3D データを After Effects に書き出す際、平面プリミティブをソリッドとして、他のすべてのジオメトリを null として送信します。
リンクをリセット
[リンク ファイルの場所](Link File Location)フィールドをクリアし、付随するボタンのテキストを[リンクを作成](Create Link)に復元します。これにより、このボタンをクリックして新しいコンポジタ リンク ファイルを設定できます。