[ログ プロパティ](Logging Properties)ダイアログ ボックス

[ログ プロパティ](Logging Properties)ダイアログ ボックスでは、[マネージャ](Manager)ウィンドウまたは[サーバ](Server)ウィンドウのリスト ウィンドウに表示するメッセージおよびログ ファイルに送信するメッセージの種類を指定できます。ログ メッセージの各種類について以下に説明します。

ログ メッセージの種類

エラー

サーバのジョブのレンダリングを中止する致命的なエラーです。[マネージャ](Manager)または[サーバ](Server)リスト ウィンドウでは、これらのエラーの先頭に赤の「ERR」が表示されます。これには以下が含まれます。

  • レンダリングの失敗およびフレームのエラー(見つからないビットマップ、見つからないテクスチャ座標、不正な出力ディレクトリなどによる)
  • マネージャが見つからない
  • サーバ登録時のエラー
  • 出力ファイル書き込み時のエラー
  • 3ds Max 起動時のエラー
  • ロードのタイムアウト
    注: サーバのエラーに関するより詳しい説明は、キュー モニタの[サーバ](Server)リスト ウィンドウに表示されます。

警告

致命的でない警告情報です。[マネージャ](Manager)または[サーバ](Server)リスト ウィンドウでは、これらのエラーの先頭に茶色の「WRN」が表示されます。これには以下が含まれます。

  • マネージャまたはサーバのシャットダウン
  • 失敗のフラグが付加されたサーバ
  • ロードのタイムアウト設定が低すぎる
  • レンダリングのタイムアウト設定が低すぎる

情報

マネージャまたはサーバの現在ステータスに関する一般情報です。[マネージャ](Manager)または[サーバ](Server)リスト ウィンドウでは、これらのエラーの先頭に水色の「INF」が表示されます。これには以下が含まれます。

  • ネットワーク マネージャ/サーバの起動
  • サーバへの接続
  • マネージャへの登録
  • ジョブのサブミット
  • ジョブの受け取り
  • フレームの完了

デバッグおよび拡張デバッグ

TCP/IP パケットおよびマネージャとサーバの現在の状態に関する詳細情報です。拡張デバッグでは、デバッグより詳細な情報がリストされます。判断できないときは、両方を使用してください。[マネージャ](Manager)または[サーバ](Server)リスト ウィンドウでは、これらのメッセージの先頭に青い「DBG」が表示されます。これには以下が含まれます。

  • 送受信された TCP/IP パケット
  • TCP/IP パケット収集
  • 3ds Max の起動に使用されたコマンド ライン引数
  • フレームの割り当て
  • ログ ファイルの作成と送信
  • 割り当てスレッド

インタフェース

[ログを画面に](Log To Screen)領域

[ログを画面に](Log To Screen)のオプションは、[マネージャ](Manager)または[サーバ](Server)ウィンドウのリスト ウィンドウに表示するメッセージの種類を指定します。

表示するメッセージの種類をオンにします。既定値では、[エラー](Error)、[警告](Warning)、[情報](Info)がオンになっています。

[ログをファイルに](Log To File)領域

[ログをファイルに](Log To File)のオプションは、ログ ファイルに保存するメッセージを指定します。メッセージは画面に表示されるものと同じです。以下のうち、ログ ファイルに保存するカテゴリをオンにします。これらのカテゴリのいずれか 1 つでもオンにすると、manager.log ファイルまたは server.log ファイルが ¥network ディレクトリに作成されます。既定値では、[エラー](Error)、[警告](Warning)、[情報](Info)がオンになっています。

バッファの限界
メッセージを保持するバッファの最大サイズを指定します。
ログをクリア
リスト ウィンドウのメッセージを保持しているバッファをクリアします。
ログファイルをクリア
関連する manager.log または server.log ファイルを削除します。
警告: ログ ファイルは[ログファイルをクリア](Clear Log File)ボタンをクリックしたときのみクリアされます。いずれかまたは両方のログ ファイルに対しカテゴリを有効にすると、ログ ファイルはレンダリングを実行するたびに大きくなり続けます。