光追跡レンダリングのパフォーマンスと表示を改善するのに役立ちます。
- レンダリング時間を短縮するには、[オブジェクト プロパティ](Object Properties)ダイアログ ボックスを使って、最終効果に大きく影響しないオブジェクトのライト トレーシング(またはラジオシティの計算)を無効にします。
ヒント: アドバンスド ライティング マテリアルを使って、特定のオブジェクトのライト トレーシングの効果を変えることもできます。たとえば、バンプマッピングされたマテリアルで表示が不自然になる場合は、そのマテリアルをアドバンスド ライティング上書きマテリアルに変換し、[間接光バンプのスケール](Indirect Light Bump Scale)の値を下げます。
- アダプティブ アンダーサンプリングの設定を試験します。この設定により、ライト トレーシングが必要なシーンのエリア内に制限されます。
- カラーのにじみを大きくするには、バウンドとカラーのにじみの両方の値を大きくします。カラーのにじみは、通常は微妙な効果しかありません。
- シーン内にガラス オブジェクトがある場合、バウンドを 0 より大きくします。ただし、これによりレンダリング時間が長くなるので、注意してください。
- 基本のシーン ライトがスカイライトで、シーン内に鏡面反射光ハイライトが必要な場合は、2 番目のライトを追加してください。たとえば、スカイライトに平行した指向性ライトを追加します。シャドウがこのライトに対してオンで、ライトの[gd拡張効果](gdAdvanced Effects)ロールアウト上にあり、拡散反射光がオフになっていることが必要です。
ハイライトを使ったオブジェクトがシャドウまたはカラーのにじみにあまり影響しない場合、拡散反射光をこのライトのためにオンのままにし、オブジェクト プロパティを使って、ライト トレーシングからオブジェクトを実行できます。
- ライト トレーサ設定をアニメートするとき、キー フィルタの設定は考慮されません。[セット キー](Set Key)を使って、ライト トレーサのパラメータをアニメートするためのキーを作成する場合、編集ボックスを Shift+右クリックし、これらのキーを作成します。
重要: スカイライトでテクスチャ マップを使う場合、使用前に、イメージ処理プログラムを使って、完全にマップをにじませる必要があります。これにより、ライト トレーシングに必要なレイの数と変動を減らすことができます。認識できなくなるまでマップをにじませても、リギャザリング時には正しく見えます。