エクスポーズ トランスフォーム ヘルパーは、式やスクリプト内で使用されるキーを持たない値を表示します。これにより、リガーおよびアニメータがオブジェクト、および IK チェーン内のボーンなどの、オブジェクトとその親の間の選択された変換セットにアクセスできるようになります。たとえば、エクスポーズ トランスフォーム ヘルパーを使用して、スクリプトを記述したり、パラメータ ワイヤリングを使用できます。このパラメータ ワイヤリングは、IK (キーを持たない)によって制御されているキャラクタの腕の骨格をテストします。そして、それが一度指定された値を超えると、対応する鎖骨を回転させて、肩の領域を回転させます。
ビューポートでは、エクスポーズ トランスフォーム ヘルパー オブジェクトはポイント ヘルパーのように見えます。
[エクスポーズ トランスフォーム](Expose Transform)ヘルパーを使用するには:
ヘルパー オブジェクトの位置は、機能には何ら影響しません。
オブジェクトの名前がボタン上に表示され、その変換値が[エクスポーズ値](Expose Values)ロールアウトの領域に表示されます。
このオプションは、[ローカル オイラー 角度](Local Euler Angles)、[リファレンスへの距離](Distance To Reference)、および[角度](Angles)パラメータで使用します。オブジェクトに親がなく、ローカル参照ノード オブジェクトを選択しない場合、これらの領域ではワールド中心(0,0,0)が参照ノードとして使用されます。
これにより、MAXScript 表記を使用して変換名がコピー バッファにコピーされます。
結果は “$ExposeTransform01.localPositionX” のようになります。 3ds Max では、これが[エクスポーズするノード](Expose Node)オブジェクトの、X 軸上のローカルの位置と解釈されます。
これらの設定により、表示するノード、親以外の参照オブジェクト、および回転とタイミングのパラメータを指定できます。
値の生成元のオブジェクトです。このボタンをクリックし、オブジェクトを選択します。これ以降、そのオブジェクト名がボタンに表示されます。
このオブジェクトと[エクスポーズするノード](Expose Node)オブジェクトとの関係が、回転、距離、および角度のローカルデータの作成に使用されます。このボタンをクリックし、オブジェクトを選択します。[親](Parent)がオフの場合のみ使用できます。
既定値では、これは親オブジェクトですが、[親](Parent)をオフにして別のオブジェクトを指定することもできます。
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、[ローカル リファレンス ノード](Local Reference Node)は自動的に[エクスポーズするノード](Expose Node)の親に設定されます。チェックマークが付いていない場合、ローカル データとして参照するオブジェクトを選択できます。既定値ではチェックマークが付いています。
このオプションは、[ローカル オイラー 角度](Local Euler Angles)、[リファレンスへの距離](Distance To Reference)、および[角度](Angles)パラメータで使用します。オブジェクトに親がなく、ローカル参照ノード オブジェクトを選択しない場合、これらの領域ではワールド中心(0,0,0)が参照ノードとして使用されます。
これらの 3 つの設定により、エクスポーズ トランスフォーム ヘルパーでオイラー回転を求める順序が決定されます。
このパラメータは、ローカル回転の値が他の回転値を基準にして生成された場合に発生する可能性のある異常を修正します。たとえば、[Z 配列](Z Order)が[XYZ]に設定されている場合、Z 値は X、次に Y を基準にして生成されます。または、[X 配列](X Order)が[ZXY]に設定されている場合、Z 値は X および Y の回転に関係なく、直接親を基準にして生成されます。
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、回転時に影響する可能性のある不均等スケールが削除されます。オブジェクトからは不均等スケールは削除されません。生成された値からのみ削除されます。
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、データを収集するフレームを、現在のフレーム以外のフレームから指定できます。[オフセット](Offset)値が現在のフレームに追加されて、データが収集されるフレームが派生します。
たとえば、現在のフレームが 20 で、フレーム 15 からデータを収集する場合、[時間オフセットを使用](Use Time Offset)にチェックマークを付けて[オフセット](Offset)を -5 に設定します。
ビューポートで、どのようにヘルパー オブジェクトを表示するかを指定できます。既定値では、表示タイプは[クロス](Cross)のみに、[サイズ](Size)は 20.0 に設定されています。必要に応じて、複数の表示設定をアクティブにすることができます。
ヘルパー オブジェクトの中心に小さな X マークを表示します。
ヘルパー オブジェクトの選択を解除しても、軸は表示されています。
交差を座標軸に合わせて表示します。
ヘルパー オブジェクトの中心に、座標軸に合わせて小さなボックスを表示します。
ヘルパー オブジェクトのサイズを設定します。この設定を使用してヘルパー オブジェクトを最小にしたり、軸を配置しやすくするため値を増加します。既定値は 20.0 です。
拡大縮小してもヘルパー オブジェクトのサイズは変わりません。
ヘルパー オブジェクトを、シーン内のすべてのオブジェクトの最前面に表示します。
このロールアウトでは、[エクスポーズするノード](Expose Node)オブジェクトのすべての変換値の値を読み出すことができます。それぞれの値にはその横に「M」とラベル表示されたボタンが 1 つあります。このボタンをクリックして、その値に関連付けられている MAXScript をクリップボードにコピーします。それによりスクリプトに貼り付けることができます。
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、[エクスポーズするノード](Expose Node)オブジェクトの変換値はこのロールアウトに表示され、値の変更に応じて更新されます。チェックマークが付いていない場合、値は表示されませんが、[M]ボタンは通常どおり機能し続けます。
親または[ローカル リファレンス ノード](Local Reference Node)オブジェクトに対する回転値です。
ワールド座標系の回転値です。
[エクスポーズするノード](Expose Node)オブジェクトのローカル座標系に対する位置の値です。
ワールド座標系の位置の値です。
オブジェクトの最大次元です。
[エクスポーズするノード](Expose Node)オブジェクトとその親、または指定された[ローカル リファレンス ノード](Local Reference Node)オブジェクトとの間の距離です。いずれも存在しない場合、ワールド中心(0,0,0)への距離が表示されます。
[エクスポーズするノード](Expose Node)オブジェクトとその親、または指定された[ローカル リファレンス ノード](Local Reference Node)オブジェクトとの間の角度です。