波マップ

波マップは、水や波の効果を作成する 3D マップです。球形の波の中心を多数生成し、それらをランダムに球の上に分散します。波形のセットの数、振幅、波の速度を制御できます。このマップは、拡散反射光マップとしても、同時にバンプ マップとしても効果があります。不透明マップと組み合わせて使用しても便利です。

波マップを使用した噴水の水

インタフェース

波セットの数

パターンで使用する波形セットの数を指定します。波セットは、オブジェクトの内側にある仮想の球のサーフェスに沿ってランダムに計算された複数の点を基点とする半径方向に対称的な波のグループです([2D]波分布の場合は円)。平坦な状態にする場合は、これを低い値に設定します。荒れた水面にする場合、大きな値を設定します。範囲は 1 ~ 50、既定値は 10 です。

波長の半径

表面が波形セットの原点になる想定上の球 (3D 分配) か円 (2D 分配) の半径を3ds Max 単位で指定します。半径が大きいと大きな循環波形パターンが生成され、半径が小さいと高密度の小さな波形ができます。既定値は 800.0 です。

[波長の最大値](Wave Len Max)、[波長の最小値](Wave Len Min)

ランダムに選択される波の中心に対して使用する間隔を定義します。2 つの値が近いほど、規則正しい波になります。値が離れるほど、不規則な波になります。既定値は最大値が 50.0、最小値が 5.0 です。

振幅

2 つのカラーのコントラストを強めて、波の強度と深さを調整します。既定値は 1.0 です。

位相

波形パターンをシフトします。このパラメータをアニメートして、パターンの動きをアニメートできます。

[分配: 3D](Distribution 3D)、[分配: 2D](Distribution 2D)

3D では、波の中心は想定上の球の表面になり、3D オブジェクトのすべての辺に影響を与えます。2D では、波は XY 平面に中心のある円に分配されるので、海洋や湖など、平滑な水の表面に適しています。

ランダムシード

水のパターンを生成するシード番号を提供します。パターンは各シードによって変化しますが、他の設定はすべて維持されます。

スワップ

カラーを入れ替えます。

[カラー #1](Color #1)、[カラー #2](Color #2)

カラー見本をクリックすると、パターンで使用する色を変更できます。1 色は波間の谷で、もう 1 色は波の頂点で使用します。

マップ ボタンをクリックすると、これらの色をマップ パターンと置換することができます。チェック ボックスでマップのオン、オフを切り替えます。