シミュレーション結果のベイク処理

MassFX シミュレーションの結果をレンダリングするには、またはシミュレーションのアスペクトを手動で微調整する場合は、プロジェクトをベイク処理する必要があります。ベイク処理すると、ダイナミック オブジェクトの標準キーフレーム アニメーションが作成されて、キネマティックの状態に変換されます。

シーン全体をベイク処理するには、[MassFX ツール](MassFX Tools)ダイアログ ボックスの[シミュレーション ツール](Simulation Tools)パネルで[すべてをベイク処理](Bake All)をクリックします。 各フレームのシミュレーションが実行されて、結果がキーフレームとして保存されます。その後、すべてのダイナミック オブジェクトがキネマティックに変換されます。

ベイク処理の後でシミュレーションを調整する必要がある場合は、[すべてをベイク解除](Unbake All)をクリックします。ベイク処理されたすべてのキーフレームが削除されて、オブジェクトはダイナミックに戻されます。MassFX では、どのオブジェクトがベイク処理によってキネマティックに変換されたかを追跡し、そのようなオブジェクトだけをベイク解除できるように、初めからキネマティックであったオブジェクトの状態を保持しています。

また、ベイク処理またはベイク解除の対象をシーン内で選択されている項目のみにすることもできます。たとえば、シミュレーションを使用してキネマティック オブジェクトのパスを生成し、その動きをシミュレートされた結果にロックしてから、他のダイナミック オブジェクトをパスに格納できます。

注: ベイク処理のコマンドは、[アニメーション](Animation)メニュー [シミュレーション - MassFX](Simulation - MassFX) [シミュレーション](Simulation)サブメニューでも使用できます。