3ds Max で読み込めるが書き出しができない形式のプログラムで作業している場合でも、ボディ オブジェクトを修正してレンダリングすることができます。
- SAT または Inventor ファイルをボディ オブジェクトとして読み込みます。
- レイヤ、名前付き選択セット、グループ、コンテナを使用し、マテリアルのプロパティに従って、ファイル内のさまざまなボディ オブジェクトをグループ化します。
- 完全性を視覚的にチェックします。サーフェスに穴がある場合、面を反転する必要があると考えられます。
- 穴を修正するには、オブジェクトを選択して[修正](Modify)パネルに移動し、[編集可能ボディ オブジェクト](Editable Body Object)ロールアウトで[面反転](Face Flip)をクリックします。これにより、[面 反転/可視性](Face Flipping/Visibility)ロールアウトが開きます。
- [面 反転/可視性](Face Flipping/Visibility)ロールアウトで[面モードを反転](Flip Faces Mode)をクリックし、モデルを回転して穴がある場所をクリックします。この操作によって面が反転され、正しい方向を向きます。完了したら、再度[面反転](Face Flip)をクリックし、ロールアウトを閉じます。
- オブジェクトをレンダリングすると、[レンダリング近似](Rendering Approximation)ロールアウト設定に基づく解像度を持ったメッシュが作成されます。これらの設定を使用して、以下のようにオブジェクトのレンダリング方法を調整します。
- まず、既定値の設定である[メッシュ品質プリセット](Production Render Mesh Quality Preset)を使用してレンダリングします。レンダリング結果が満足できるものであり、適切な時間内に完了した場合は、これで終了です。
- レンダリングの時間が長すぎる場合は、[ドラフト](Draft)プリセットまたは[良](Good)プリセットを使用して試します。
- 反対に、レンダリング品質を上げる必要がある場合には、設定を調整します。たとえば、[面近似角度](Face Approx Angle)を 20 に、[面 コード %/ピクセル](Chord)設定を 0.25 に減らします。また、[エッジ コード %/ピクセル](Edge Chord)と[最大エッジ: %/ピクセル](Max Edge)の値を低くしてみます([最大エッジ: %/ピクセル](Max Edge)は約 20 に設定)。
- エッジが不要な箇所でレンダリングされている場合、[連結とスムーズ メッシュ](Weld And Smooth Mesh)をオンにします。
- レンダリング メッシュの品質は十分だが、レンダリングに長時間かかるという場合に、異なる角度または異なるライティングでレンダリングを試したいときは、[レンダリング メッシュを保存](Save Render Mesh)をオンにします。こうすると、レンダリング メッシュの事前計算とキャッシュが行われ、時間が短縮されます。
- モデルをレンダリングし、必要に応じてさらに調整して再レンダリングします。
- アニメーションをレンダリングしたい場合は、[レンダリング近似](Render Approximation)ロールアウト [ビューポート メッシュを使用](Use Viewport Mesh)をオンにして、[ビューポート表示設定](Viewport Display Settings)ロールアウトのパラメータを必要に応じて調整すると、より高速に結果が得られます。