[ハードウェア リソース](Hardware Resources)ロールアウト(iray レンダラー)

[ハードウェア リソース](Hardware Resources)ロールアウトには、システム上のグラフィックのハードウェア サポートに関する情報が表示されます。

このロールアウトでは、現在のレンダリング モード(プロダクションまたは ActiveShade)で使用する CPU の数を設定することができます。

プロダクション設定と ActiveShade 設定の違い

iray レンダラーの[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックス [レンダラー](Renderer)パネルのコントロールは、[レンダリング](Render)フライアウトで現在選択されているレンダリング モードに基づいて、プロダクションまたは ActiveShade のいずれかのレンダリングに適用されます。どちらのモードがアクティブになっているかは、[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスの下部にあるメインのボタンで確認できます。ボタンの名前が[レンダリング](Render)ならプロダクション レンダリング モード、[ActiveShade]ならば ActiveShade レンダリング モードです。

ハードウェア リソースの既定の設定は、プロダクション レンダリングと ActiveShade レンダリングで異なります。

プロダクション レンダリング
CPUプロダクション レンダリングでは、最大数の CPU が使用されます。

GPUプロダクション レンダリングでは、最大数の GPU が使用されます。

ActiveShade レンダリング
CPUActiveShade レンダリングでは、プロダクション レンダリングに割り当てられた半分の数の CPU が使用されます。

GPUActiveShade レンダリングでは、Windows に割り当てられた GPU は使用されません。それ以外のすべての GPU が使用されます。

これらの既定の設定は変更することができます。ただし、iray レンダラーにまったくリソースが割り当てられない状態にすることはできません。たとえば、GPU が 1 つでも割り当てられていれば、CPU の数を 0 に設定してもかまいませんが、GPU が割り当てられていなければ、CPU を少なくとも 1 つ割り当てる必要があります。

インタフェース

CPU の割り当て(プロセッサ数)
現在のレンダリング モードで使用されるプロセッサの数を示します。この値を小さくして CPU 使用率を制限したり、大きくしてすべての CPU を使用するように設定することができます。

たとえば、ActiveShade レンダリングではプロセッサを 1 つだけ使用し、残りの CPU は 3ds Max インタフェースの処理用に空けておくことができます。一方、プロダクション レンダリングでは、レンダリング時間をできる限り短縮するために、最大数のプロセッサを使用するように設定できます。

GPU の割り当て(CUDA デバイス)
このリストには、システムの CUDA 対応の Graphics Processing Unit (GPU)が表示されます(CUDA は Compute Unified Device Architecture の略です)。チェック ボックスを使用して、現在のレンダリング モードに対して GPU を有効または無効にします。

システムに CUDA 対応の GPU がない場合は、3ds Max にそのことを示すメッセージが表示されます。