標準仕様を設定するには、画層、寸法スタイル、線種、文字スタイルのプロパティを定義するファイルを作成し、それをファイル拡張子が .dws の標準仕様ファイルとして保存します。
プロジェクトの編成方法に応じて、プロジェクト固有の標準仕様ファイルを複数作成しておき、個別の図面に関連付けることができます。図面ファイルを監査すると、標準仕様ファイル内の設定間で矛盾が発生する可能性があります。たとえば、ある標準仕様ファイルでは画層 WALL が黄色に指定されており、別の標準仕様ファイルでは赤色に指定されているとします。 このような矛盾が発生した場合は、その図面に最初に関連付けられた標準仕様ファイルが優先されます。必要であれば、各標準仕様ファイルの優先順位を変更できます。
特定のプラグインだけを使用して図面を監査する場合は、標準仕様ファイルを定義するときにプラグインを指定します。たとえば、図面の文字だけを最近変更した場合は、画層プラグインと文字スタイル プラグインだけを使用して図面を監査すると、監査時間を短縮できます。既定では、すべてのプラグインを使用して、図面が標準仕様に適合しているかどうかが監査されます。