概要 - コンポーネントを操作する

コンポーネントを削除する

[コンポーネントを削除]コマンドを使用すると、選択したコンポーネントを削除できます。ブレークされた配線は修復され、その結果、単一の配線回路に割り当てられている複数の線番のインスタンスがあれば調整されます。子の接点の場合、AutoCAD Electrical はその親を現在の図面で検索し、削除された接点を親のクロスリファレンス注釈から削除します。親が他の図面にある場合には、親の図面で[クロスリファレンス]コマンドをもう一度実行する必要があります。親の回路図コンポーネントを削除する場合は、関連する子コンポーネントを検索して、そのコンポーネントにサーフし、必要に応じて削除することができます。

子の接点の場合、[コンポーネントを削除]を実行すると、親のクロスリファレンスが更新されます。親の回路図コンポーネントを削除する場合、関連する子コンポーネントを検索して、削除することもできます。

コンポーネント/配線セグメントのスクート

スクートを使用すると、コンポーネントや配線セグメントをすばやく再配置できます。コンポーネントをクリックし、接続された配線に沿ってスライドするだけです。配線が接続されたまま、既存の線番が中心に再配置されます。ラダー横線をすべてのコンポーネントと線番を含めてスクートするには、任意の配線セグメントをクリックします。

コンポーネントの移動は、配線セグメントに沿った範囲に制限されます。ラダー横線をすべてのコンポーネントと線番を含めてスクートするには、横線を構成する配線セグメントのいずれかで直接選択します。スクートは、線番、コンポーネント、端子、PLC I/O モジュール、連結を表す破線のジョグ、呼び合い矢印、配線、配線交差点のループを含む配線に対して実行できます。

注: 90 度の角度で接続された配線に拘束されているコンポーネントをスクートすることはできません。

コンポーネント/線番の位置合わせ

[位置合わせ]コマンドを使用すると、選択したコンポーネントを選択したマスター コンポーネントに対して位置合わせします。

コンポーネントを個別に選択するか、窓選択で一括選択します。接続している配線がすべて調整され、線番が中央に再配置されます。コマンド ラインで V または H と入力しスペース バーを押してコマンドを切り替えることにより、垂直方向または水平方向に位置合わせされます。

注: [位置合わせ]コマンドはパネル レイアウト シンボルに対して使用できます。

コンポーネントの移動

[コンポーネントを移動]操作では、基準配線をブレークおよび再接続して、必要に応じてシンボルの回転バージョンを挿入します。これにより、ブレークされた配線が修復され、コンポーネントがなくなった位置に残された不要な線番が削除されます。

注: このコマンドを使用してパネル機器シンボルを選択した場合、AutoCAD Electrical は通常の AutoCAD の MOVE[移動]コマンドを実行します。

PLC モジュール、コンポーネント、ブロックのストレッチ

[PLC モジュールをストレッチ]コマンドは、PLC モジュール上の I/O ポイント間にスペースを追加できるようにすることを目的としていますが、任意のブロックで使用することもできます。PLC モジュールがあり、特定の横線上にいくつかのコンポーネントを並行に追加する必要があるとします。I/O ポイントの間に十分な間隔がない場合、すべてを削除してモジュールを再作成し、コンポーネントを再挿入して、配線を挿入し直すなどの方法が考えられます。または、[PLC モジュールをストレッチ]コマンドを使用できます。

属性などの元のブロック情報はすべて保持されます。

注: ブロック名自体は変更され、一意の名前になります。

PLC モジュールの分割

[PLC モジュールを分割]コマンドは、作成または挿入した PLC モジュールを分割する場合に特に便利です。I/O 端子ポイントの最後のいくつかを別のラダーに移動して、他のデバイスのためにスペースを空ける必要がある場合に、このコマンドを使用できます。

次の項目を指定します。

コンポーネントを逆向きにしたり反転する

コンポーネントに 2 本の配線の接続のみがある場合に使用できます。形状のみの逆向きまたは反転、またはコンポーネントの属性を含めるかどうかを指定します。

接点状態を切り替える

選択された接点を参照し、ブロック名を読み取り、5 番目の文字が 1 か 2 のどちらかを確認します。1 または 2 の反対の数字を含むブロック名を見つけて、このブロックを既存のブロックと入れ替えます。

既存の属性文字は切り替えられた接点に保存されます。親シンボルに接点の最大数が設定されている場合、切り替えによって最大数を超過しないようにチェックが行われます。