[コネクタを選択]ダイアログ ボックス

Autodesk Inventor Professional から AutoCAD Electrical への XML 書き出しにより、書き出しに定義されているコネクタのリストからコネクタを選択し、2D 図面ファイルに配置できます。プロジェクトがエレメカの関連付けの一部である場合、コンポーネント ツリー ビューには、Inventor のコネクタ情報が含まれています。このため、コネクタ データが含まれている XML ファイルを読み込む必要はありません。

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 コマンド入力:  AECONNECTORLIST

エレメカ以外のプロジェクトの場合、このツールをはじめて実行するときには、[コネクタ リスト]の[ファイルの選択]ダイアログ ボックスからコネクタ リスト ファイル(.xml、.xls、.mdb、.csv)を選択し、[開く]をクリックします。コネクタ リスト ファイルは、このツールの後の選択のためにメモリに保持されます。

注: 複数のシートまたはテーブルを含むスプレッドシートまたはデータベースを開くように選択した場合、[入力ソースを選択]ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスでは、開くシートまたはテーブルを選択できます。

リンクしたエレメカ プロジェクトの場合、[ロケーション ビュー]のコンポーネント ツリーには、Inventor のコネクタ情報が含まれています。このため、Autodesk Inventor からの XML 書き出しの情報を読み込む必要はありません。

コネクタ リスト

列は編集できません。列のヘッダをクリックすると、コネクタの詳細をアルファベット順にソートできます。

[配置済み]

プロジェクトにコネクタが配置されている、または以前に配置されていた場合は、「x」を表示します。

[装置]

コネクタの装置コードが XML 読み込みファイルに定義されている場合は、装置コードを表示します。

[ロケーション]

コネクタのロケーション コードが XML 読み込みファイルに定義されている場合は、ロケーション コードを表示します。

[タグ]

Autodesk Inventor Professional (AIP) のアセンブリのコネクタの参照指定(RefDes)、または XML 読み込みファイルから検出されたタグを表示します。

[ピン合計]

タグのピン数合計を表示します。

[配線済みピン]

読み込みファイル内で見つかった AIP アセンブリ内の配線済みピン数を表示します。

[説明]

AIP ブラウザで定義されたパーツのオカレンス名を表示します。このオカレンス名は、通常、コンポーネントのパーツ番号ですが、この名前は上書きできます。

[すべて表示]/[配置済みを非表示]

[すべて表示] は、配置の有無に関係なく、すべてのコネクタをグリッドに表示します。一方、[配置済みを非表示] は、配置済みのコネクタをグリッドのリストから除外します。

[コネクタ]

コネクタ リスト表示に読み込みファイルで見つかったすべてのコネクタを表示します。表示される数字は、コネクタリストにリストされるコネクタ コンポーネントの総数を示します。

[スプライス]

コネクタ リスト表示に読み込みファイルで見つかったすべてのスプライス コネクタを表示します。表示される数字は、コネクタ リストにリストされるスプライスの総数を示します。

注: リストのフィルタ処理時にアクティブな選択項目があり、かつ選択された 1 つまたは複数の行が表示から抜け落ちている場合、警告メッセージが表示され、続行するかどうかを決定できます。

レイアウト

[ピン間隔]

パラメトリックにビルトされたコネクタ シンボル上のピン間隔を指定します。既定の間隔は、図面の横線の間隔設定から定義されます。編集された値は、AutoCAD Electrical セッションの間ずっと有効で、アプリケーションが起動するたびに既定に戻ります。

[固定間隔]

固定のピン間隔でコネクタを作成します。固定間隔の値には、[ピン間隔]の設定が適用されます。

[配線交差点]

ピンが基準配線に合うようにコネクタを変更します。AutoCAD Electrical は、ブロック定義を図面に追加する前に、配線を検索してコネクタの長さを変更します。

配線数よりも多くのピンがコネクタに関連付けられている場合、AutoCAD Electrical はまず配線を検索し、固定間隔でコネクタの定義を続行します。

[配線済みピン]

読み込みファイルで検出された、AIP アセンブリに配線されているピン数でコネクタを作成します。このオプションは、ライブラリ定義ではなく、使用されているピンに基づいて、コネクタ全体のサイズを縮小します。このオプションを選択しない場合、書き出し/読み込みファイルに定義されたコネクタのピン合計を使用して、コネクタが作成されます。

[すべて挿入]

スぺーサの挿入、またはコネクタのブレーク(分割)を行わずにコネクタを作成します。[挿入]をクリックすると、ブロック定義が図面にコミットされ、コマンドが完了します。

[スペーサ/ブレークを許可]

[カスタム ピン スペース/ブレーク]ダイアログ ボックスを表示します。このダイアログ ボックスでは、コネクタ ブロックの定義を図面ファイルにコミットする前に、各コネクタ ピンの挿入を求められます。コネクタに定義されているピンの総数のうち、ブロック定義内に挿入されたピンの数が、ダイアログ ボックスの一番上に示されます。その他のピンを挿入するには次のオプションを選択してください。

  • [次の接続を挿入]: すべてが定義されるまでコネクタにピンを追加し続けます。
  • [スペーサを追加]: コネクタのピンの代わりにスペーサを追加します(コネクタの定義をストレッチ)。
  • [シンボルをここでブレーク]: コネクタをブレークし、[コネクタ レイアウト]ダイアログ ボックスでプロンプトを再開します。
  • [カスタムをキャンセル] 対象となる部分に対して[すべて挿入]を選択した場合と同様にコネクタを配置します。先行するブレーク コマンドを除去しません。

[スプライス シンボル名]

配線内のスプライスの表示に使用するシンボルを定義します。スプライスを挿入する場合に使用するシンボル名を入力するか、[参照]をクリックして使用するシンボル名を選択します。空白にして[挿入]をクリックすると、エラー メッセージが表示されます。[スプライス シンボル名]を選択して、図面にスプライスを挿入します。

向き

コネクタを図面ファイルに配置する前にコネクタの向きを素早く変更します。この向きの変更によって、プレビューも変更され、選択が反映されます。

[回転]

パラメータによるコネクタ挿入の方向を水平と垂直で切り替えます。

[反転]

長軸を中心にコネクタの挿入を反転させます。

タイプ

コネクタのスタイル全体を決定します。

[プラグ/レセプタクルの組み合わせ]

プラグとレセプタクルの両方を使用して単一の AutoCAD Electrical ブロック ファイルとしてコネクタを作成します。

[線番変更]

コネクタ シンボルのプロパティを設定し、コネクタ シンボルを介して線番を変更します。既定では、線番付けはコネクタの両側で同じです。

[分割ラインを追加]

ブロックの中央に、プラグとレセプタクルの分割を示すラインのあるコネクタを作成します。このラインは、コネクタのブロック定義の部分になります。

[プラグのみ]

プラグ表示のみ使用して単一のブロック ファイルとしてコネクタを作成します。これは既定の選択です。

[レセプタクルのみ]

レセプタクル表示のみ使用して単一のブロック ファイルとしてコネクタを作成します。

[表示]

図面上の他のコネクタおよび図面枠を基準とする相対位置にコネクタの配置を定義します。これは、コネクタのどちら側にプラグを表示するか、コネクタを垂直に配置するか水平に配置するか、およびピンを表示するかどうかをコントロールします。

[コネクタ]

図面上の他のコネクタと図面罫線に対して、コネクタを垂直に配置するか、水平に配置するかを指定します。

[プラグ]

プラグとレセプタクルのパラメトリックなビルド全体に対して、コネクタのプラグ部分をどの向きで配置するか指定します。プラグは角を丸めて表示されます。

次のオプションがあります。

  • [垂直でプラグが左側]
  • [垂直でプラグが右側]
  • [水平でプラグが下側]
  • [水平でプラグが上側]

[ピン]

コネクタ上で表示または非表示にするピン番号を指定します。両方を表示、プラグのみを表示、レセプタクルのみを表示、両方を非表示のうちのいずれかを選択できます。

プラグまたはレセプタクル上のピンを非表示にすることを選択しても、属性とその値は図面のブロック定義で定義されます。

[タイプ]に対して[プラグのみ]または[レセプタクルのみ]を選択した場合、ピン表示のオプションは表示または非表示のみになります。これらは単一のプラグまたはレセプタクル シンボル上のピン番号を表示または非表示にします。

[サイズ]

コネクタの外側のシェル サイズを定義します。編集ボックス内の値により、ポイントトゥポイント図上のコネクタを表す形状シェルがビルドされます。

[レセプタクル]

コネクタのレセプタクル側の全体的な厚みを指定します。この値はプラグ側と同じにできます。

コネクタがビルドされると、レセプタクル側の配線接続の属性は、分割ライン上の挿入点から、レセプタクルを表す外側のラインに移動します。関連付けられている端子ピンの属性(TERM01_) は、配線接続の属性が分割ライン上の寸法間の中央に自らを配置するため、距離の半分まで移動します。

[プラグ]

コネクタのプラグ側の全体的な厚みを指定します。この値はレセプタクル側と同じにできます。

コネクタがビルドされると、プラグ側の配線接続の属性は、分割ライン上の挿入点から、プラグを表す外側のラインに移動します。関連付けられている端子ピンの属性(TERM01_) は、配線接続の属性が分割ライン上の寸法間の中央に自らを配置するため、距離の半分まで移動します。

[上面]

コネクタの一番上のポイントまたはブレーク ポイントから、最初または次の配線接続点までの距離を指定します。この機能は、1 番目のマスター シンボルの挿入ポイントを基準とする相対位置で、一番上のラインを描画する位置を決定します。この距離は、コネクタ全体、またはコネクタのブレークに使用されます。

[下面]

コネクタの一番下のポイントまたはブレーク ポイントから、最後または前の配線接続点までの距離を指定します。この機能は、最後のマスター シンボル挿入ポイントを基準とする相対位置で、一番下のラインを描画する位置を決定します。この距離は、コネクタ全体、またはコネクタのブレークに使用されます。

[半径]

プラグ表示の丸い部分の半径寸法を指定します。空白のままにすると、プラグ コネクタ上に半径は作成されません。プラグの横の辺の距離を超える値を入力すると、半径の値が削除されます。プラグ コネクタ上に半径は作成されません。

[ファイルを選択]

読み込む新しいファイルを選択するための、[Autodesk Inventor Professional 読み込みファイルの選択]ダイアログ ボックスを表示します。エレメカ プロジェクトの場合、XML ファイルを読み込む必要がないため、[ファイルを選択]は無効になります。

配線

アクティブな図面上に配置されているコネクタをレビューし、配線コマンドを実行してコネクタ間に接続を作成します。

注: AutoCAD Electrical の図面でコネクタの一端が欠けている場合や、接続が検出されない場合、ピンの横に配線情報が表示されます。この情報はログ ファイルに書き出されるので、AutoCAD Electrical で図面内の配線接続を解決できなかったことが分かります。ログ ファイル名は、{図面ファイル名.LOG} であり、図面ファイルと同じフォルダにあります。

[挿入]

コネクタ リストで 1つ以上の行を選択すると、このボタンが有効になります。選択すると、図面内にコネクタ イメージを作成するための、パラメトリック コネクタ プログラムが起動します。

単一行の選択

コネクタを 1 つずつ配置し、[コネクタを選択]ダイアログ ボックスに戻ります。コネクタ行には x がマークされます。

複数行の選択

選択されたコネクタを順番に配置します。ダイアログ ボックスで以前に選択したコネクタのリストを処理し、それらを 1 つずつ図面に配置します。コネクタが作成されると、[コネクタを選択]ダイアログ ボックスが表示され、コネクタ行に 'x' とマークされます。