概要 - 回路図の属性

回路図シンボルの各種カテゴリで必要な属性の一覧を次に示します。一部の属性は複数のカテゴリで使用されます。

回路図の親コンポーネントと子コンポーネント

TAG1

(親のみ)必要なコンポーネント タグ名の属性です(最大 255 文字)。回路図にブロックを挿入したときに、この属性の既定値が、コンポーネントのタグ名の作成に使用されるファミリ コードの文字列となります。この値は、[図面プロパティ]ダイアログ ボックスで定義するタグ形式コード内のファミリ コード(%F)部分として使用されます。

: シンボルの TAG1 属性定義の既定値が MCR、図面のタグ形式が「%F%N」とします。%N は、ライン リファレンス番号または次の連番のプレースホルダです。このシンボルを挿入すると、リファレンス番号または次の連番の前に MCR という接頭辞が付いたタグ名が自動的に割り当てられます。

注: コンポーネントが確定タグとして設定されると、この属性名には自動的に F という接尾辞が割り当てられます(TAG1F など)。
TAG2
(子のみ)子が親シンボルに関連付けられている場合、この属性は親コンポーネントのタグ名のコピーです(最大 255 文字)。
TAG1_PART1、TAG1_PART2、TAG1_PARTX
(親のみ) 1 つの TAG1 属性の代わりに使用されます。これらの属性を使用すると、コンポーネントのタグ名を 2 つに分割できます(たとえば、完全なタグ名が MOT123 である場合、2 行に分割されて、1 行目が MDOT、2 行目が 123 になります)。タグ名に区切り文字を入れて、その区切り文字を図面に表示しないようにするには、非表示の属性 TAG_PARTX を含め、区切り文字を設定します。
注: %F タグ パラメータの既定(上述の TAG1 の項を参照)は、属性ペアのうち TAG1_PART1 に格納されます。分割タグのあるコンポーネントが「確定」に設定された場合、属性名は自動的に TAG1F_PART1 と TAG1F_PART2 に変更されます。
TAG2_PART1、TAG2_PART2
(子のみ) TAG1_PART1 および TAG1_PART2 と同様ですが、子コンポーネント用です。
COPYTAG
タグ値のコピーを保持できる属性です。プログラムは、TAG1、TAG2、分割タグ、または TAGSTRIP 属性を更新する際に、シンボルに存在するすべての COPYTAG 属性も検索して更新します。置き換え可能な特殊パラメータ「%T」は、ブロック定義の COPYTAG 属性のプロンプト値にエンコードできます。これにより、TAG の文字列に接尾辞や接頭辞を追加できます。シンボルにタグのコピーを複数追加する必要がある場合は、属性に COPYTAG01、COPYTAG02 などの名前を付けてください。エンコードするプロンプト値が属性定義に存在しない場合は、タグ値のコピーが各 COPYTAG* 属性に適用されます。

たとえば、ドライブの回路図シンボルを、このドライブのタグ値の TAG1 属性を使用して作成するとします。また、この単一のシンボルの他の部分でも、同じ値と -POT や -DBRES などの接尾辞を保持するとします。この場合、ライブラリ シンボルで、次の属性定義を挿入します。

  • COPYTAG01: プロンプト値 %T-POT を付加、シンボルの分圧器形状付近
  • COPYTAG02: プロンプト値 %T-DBRES を付加、制動抵抗器形状付近

このシンボルを回路図図面に挿入し、タグ値を割り当てると、それに従って各 COPYTAG* 属性が更新されます。

MFG
製造元名または製造元コードを保持する属性です(最大 24 文字)。

MFGn: 追加のパーツ番号の割り当てに使用される製造元名または製造元コードの属性です。最大 99 個まで設定できます(それぞれ最大 24 文字)。「n」は、「01」から「99」までの連続するコード値です。これらの属性が存在しない場合、データは挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

注: MFG、CAT、ASSYCODE は通常親コンポーネントのみに表示され、子の接点のシンボルには表示されません。これらが子シンボルに含まれている場合は、部品表レポートの数量に含められます。
CAT
カタログ パーツ番号割り当てを保持する属性です(最大 60 文字)。

CATn: 追加のパーツ番号の割り当てに使用されるカタログ値の属性です。最大 99 個まで設定できます。「n」は、「01」から「99」までの連続するコード値です。これらの属性が存在しない場合、データは挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

ASSYCODE
BOM レポートに抽出するサブアセンブリ項目を AutoCAD Electrical で検索できるようにするオプションのサブアセンブリ コードの属性です(最大 60 文字)。これらのサブアセンブリ項目は、ASSYCODE フィールドと ASSYLIST フィールドのアクティブなカタログ参照ファイル内に定義します。この属性の値は、サブアセンブリ情報が保持されているカタログ参照から選択を行うと自動的に設定されます。

ASSYCODEn: 追加のパーツ番号の割り当てに使用されるサブアセンブリ コード値の属性です。最大 99 個まで設定できます。「n」は、「01」から「99」までの連続するコード値です。これらの属性が存在しない場合、データは挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

ITEM
コンポーネントの項目番号または詳細番号の属性
FAMILY
コンポーネントのファミリ タイプの属性です(「CR」、「TD」、「M」、「PB」など、最大 8 文字)。通常、FAMILY 属性定義の既定値は、コンポーネントの TAG1 または TAG2 属性の既定値と同じです。子コンポーネントが親コンポーネントにリンクされると、この属性を使用してチェックが行われます。ファミリが一致しない場合、[警告]ダイアログ ボックスが表示されます。

子の FAMILY 属性値を空白のままにした場合、任意のタイプの親シンボルにリンクすることができます。

DESC1、DESC2、DESC3
コンポーネントの説明の属性です(それぞれ最大 60 文字)。
INST
コンポーネントの装置コードの属性です(最大 255 文字)。
LOC
コンポーネントのロケーション コードの属性です(最大 255 文字)。
XREFNO、XREFNC
(親のみ)通常開および通常閉のクロスリファレンスの注釈を保持する属性です。グラフィカル クロスリファレンスまたは表形式のクロスリファレンスをコンポーネント シンボルに適用すると、これらの属性は自動的に非表示に切り替わります。
XREF
この属性は次の 2 通りの方法で使用できます。
  • 通常開接点と通常閉接点の両方を含むリスト。通常閉リファレンスが下線付きで表示されます。
  • XREFNO と XREFNC が存在する場合、XREF 属性には非 NO/NC リファレンスが含められます。
注: XREF が存在しない場合、非 NO/NC リファレンスには XREFNO 注釈が表示されます。
CONTACT
シンボルが接点の場合に示される属性です。この属性値は、接点の開閉状態を表します。NO、NC、または NO-TC などの NO か NC が埋め込まれた文字列です。いずれかのクロスリファレンスの文字注釈に接点を含めない場合は、接点属性値として NULL を使用します。
COMMON
1 番目の PINLIST 値を受け取る TERMxx 属性を定義する属性です。属性値は 02 などの 2 文字の文字列で、シンボルのいずれかの TERMxx 属性に一致します。シンボルにこの属性が存在しない場合は、1 番目の PINLIST 値が TERM01 に、2 番目の PINLIST 値が TERM02 に割り当てられます。
POSn
スイッチ位置の文字列を保持する属性です。「n」は位置番号を表します(POS1 ~ POS12、最大 36 文字)。
STATE
接点の状態を表す文字列です。スイッチ位置と接点の開閉の状態との関係を表します。この属性は表示のみ可能です。
RATINGn
定格値の属性文字です。「n」は定格番号の数字です(RATING1 ~ RATING12、最大 60 文字)。ケーブル マーカーの RATING1 値は、配線色の値を保持します。
X?LINK
関連するコンポーネント間を、連結を表す破線で自動的に結ぶことができる属性です(クロスリファレンス注釈の代替機能)。文字「?」は、連結線の優先される接続方向を表す数値で、配線接続規則に従います。
  • 1: 連結線は右から属性に接続
  • 2: 連結線は上から属性に接続
  • 4: 連結線は左から属性に接続
  • 8: 連結線は下から属性に接続
PINLIST
(親のみ)親シンボルに保持される属性で、親の子の接点に使用可能な接点ピン リストを保存するために使用されます(文字数に制限はありません)。この属性が存在しない場合、すべての関連するピン リスト データはシンボルに Xdata として保存されます。
PEER_PINLIST
(親のみ) PINLIST 属性と類似していますが、この属性は後から「ピア」親デバイスを挿入したときに取得される 2 番目のピン リストの一時的な保持に使用されます。たとえば、逆転したモーター スターター コンタクタは、それ自体は 1 つのパーツ番号が割り当てられた 1 つのコンポーネントであっても、親コイルとピア逆転コイルがあります。この場合、それぞれが独自のピン リストを取得します。カタログ参照割り当てでは、両方のピン リストを親に設定します。その後、ピア逆転コイルを挿入して親を参照することにより、ピアのピン リストが親から取得され、ピアに抽出されます。
WDTAGALT
(親のみ)親シンボルに保持される属性で、相互接続関係を設定するために使用されます。この属性には、異なる図面タイプ(機器の図面、空圧の図面と電気回路図など)に表示する関連シンボルのクロスリファレンス タグ名が格納されます。たとえば、ある機器の図面と、FY201 とタグ付けされたバルブが、プロジェクトの図面セットに含まれているとします。電気回路図では、このバルブ機器のソレノイドが SV456 とタグ付けされています。バルブの回路図シンボルに保持されている WDTAGALT 属性は、FY201 機器タグ名を使用して注釈を付けることができます。機器の図のシンボルの WDTAGALT 属性には、回路図を指すタグ名 SV456 が設定されています。この属性を使用することで、プログラムは両者の間にクロスリファレンスを設定して自動更新を行い、一方の図面タイプから他方の図面タイプにサーフすることができます。
注: これらの相互接続リファレンスを含むクロスリファレンスを設定する場合は、[プロジェクト プロパティ][クロスリファレンス]タブ[相互接続]チェック ボックスがオンになっていることを確認してください。
WDTYPE
コンポーネントのカテゴリの定義に使用する属性です。属性値が存在しないか空白の場合は、回路図コンポーネントを示します。
  • 1-: 単結
  • 1-1: 単結母線タップ
  • HY: 油圧
  • PI: P&ID
  • PN: 空圧
注: WDTYPE 値にはユーザ定義値を使用できます。ユーザ定義値は、3 文字または 4 文字にする必要があります。
WD_WEBLINK
サーフが可能なインターネット URL、.pdf、.xls、または .doc のリンクについて、親シンボルに保持される属性です。この属性値は、URL、.pdf、.xls、または .doc 文書ファイル名のいずれかで、コンポーネントの[サーフ]ダイアログ ボックスから選択したときに表示される値である必要があります。1 つのシンボルに複数の weblink 属性を割り当てることもできます。属性名は、WD_WEBLINK 接頭辞を付けて使用します。たとえば、WD_WEBLINK1、WD_WEBLINK2 のように指定します。
WDBLKNAM
コンポーネントに使用するカタログ データベース テーブルを定義する属性です。省略した場合、カタログ テーブル名はブロック シンボル名に基づきます。

単結

単線シンボルは、親、子、または端子の場合があります。これらの単線シンボルは、回路図の親、子、端子シンボルと同じ属性を使用しますが、次の点が異なります。

WDTYPE
この属性の値は、単線結線図シンボルを表す場合は「1-」、単線母線タップ シンボルを表す場合は「1-1」に設定する必要があります。母線タップ シンボルは、単線回路の開始をマークするために使用されます。回路図シンボルではこの属性が存在しないか、あるいは存在しても値が設定されていません。
RATING1
単線ケーブル マーカー シンボルは複数のコンダクタ、複数の配線、またはコアの色の割り当てを表す場合があるため、単線ケーブル マーカー シンボルでは省略されます。
TERM01
単線端子シンボルは複数の独立した端子を表す場合があるため、単線端子シンボルでは省略されます。

TERM01 属性を単線結線図シンボルに追加すると、[端子シンボルを挿入/編集]ダイアログ ボックスで編集できます。ただし、単線端子シンボル上の端子番号の文字は、回路図またはパネル端子図の端子番号割り当てにリンクされません。

注: 端子台エディタは、単線端子を処理しません。

配線接続/端子ピン番号のペア

X?TERMn
配線接続属性です。この属性の原点に外部配線が接続します。「n」は「01」から始まる増分値で、配線接続点が複数ある場合にそれぞれの名前を一意にするために使用します。また、関連付けられた端子番号(TERMn)と端子の説明(TEMDESCn)属性へのリンクも設定されます。文字「?」は、 使用する配線接続方向を表します。
  • 1: 配線は右から属性に接続
  • 2: 配線は上から属性に接続
  • 4: 配線は左から属性に接続
  • 8: 配線は下から属性に接続
  • 0: 円から放射するモーター接続専用
    注: コンポーネントが挿入されると、属性に既定のプロンプト値 X0STRETCH がある場合に限り、近くの配線がこの属性タイプに接続を試行します。

1 つのシンボルに 99 を超える端子がある場合は、「n」の値はアルファベットと数字を組み合わせた 2 文字となり、A0、A1、AZ、B0 のようになります。

注: X?TERMn 属性はスタンドアロンにすることもできます。この場合、TERMn 属性とは関連付ることはできません。
X?TERMDESCn
配線接続説明属性です。X?TERMn 配線接続属性と関連付けられます(最大 128 文字)。各端子説明属性に割り当てられた値は、各種の配線接続レポートに抽出したり、回路図シンボルのパネル配線図に統合することができます。

プログラムでは、これらの属性を使用して、端子を外部接続または内部接続として定義します。

TERMn
端子ピン番号属性です(最大 10 文字)。「n」は 01 から始まる 2 桁の数字で、対応する X?TERMn 配線接続属性との関連付けに使用します。

1 つの TERMn 属性には 2 つ、3 つ、または 4 つの配線接続属性を関連付けることができます。たとえば、端子シンボルがあり、TERM01 という 1 つの端子番号属性が指定されている場合、4 つの配線接続属性を設定して、全方向からの接続を可能にすることができます。4 つの配線接続属性名はすべて末尾に「01」が付き、共通の端子ピン番号属性に関連付けられます。

WD_JUMPERS
内部配線ジャンパ属性です。この属性をエンコードして、複数の端子のセットを一括して内部ジャンパできます。これらの値は、線番割り当ての計算時、および配線接続と始点/終点レポートの処理時に考慮されます。たとえば、WD_JUMPERS 属性に((01 02))という値を設定すると、配線接続 X?TERM01 が X?TERM02 にジャンパされます。これらの値は、[内部ジャンパ]コマンドで割り当てます。 検索

回路図コネクタ パラメトリック ビルド シンボル

パラメトリック コネクタは、1 つの親マスター シンボルと複数の子マスター シンボルで構成されています。既定のライブラリ シンボル名は「HCN1_1*.dwg」、「VCN1_1*.dwg」、「HCN2_1*.dwg」、「VCN2_1*.dwg」です。シンボル名の 4 番目の文字は、親シンボルの場合は 1、子シンボルの場合は 2 になります。シンボルでは、標準の親回路図属性と子回路図属性を次の属性とともに使用します。

ACE_FLAG
値を 2 に設定した場合、パラメトリック コネクタ シンボルを特定する属性です。
TERM01P
プラグ側の端子ピン番号の属性です。
TERM01J
レセプタクル側の端子ピン番号の属性です。
X?TERM01P、X?TERM01J
配線接続属性です。それぞれプラグ側とレセプタクル側を表します。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
X?TERMDESC01P、X?TERMDESC01J
それぞれプラグ側およびレセプタクル側の端子ピン説明の属性です。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
X?WIRE01P、X?WIRE01J
それぞれプラグ側およびレセプタクル側の配線接続注釈の属性です。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE_01P、X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE_01J
値が小さな 1 文字の "." の属性です。この値は常に表示し、XnTERM01P 属性と XnTERM01J 属性を挿入する場所に正確に配置する必要があります。コネクタ ピンがコネクタ シェルの終端よりも後ろに移動された場合に、配線接続の整合性を保持します。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
注: 「01」はパラメトリック コネクタが生成されると増分され、配線接続点属性が複数ある場合にそれぞれの名前を一意にするために使用します。

回路図端子シンボル

次の属性は、端子シンボルまたはマルチ接続シーケンスの端子シンボルに使用します。

TAGSTRIP
端子台タグ名を保持する属性です(最長 64 文字)。
X?TERM01
配線接続の属性です。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
X?TERMDESC01
配線接続説明の属性です。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
STRIPSEQ
端子台をソートする場合に[端子台エディタ]コマンドにより内部的に使用される属性です。
LINKTERM
マルチレベル端子内の回路図端子を関連付ける場合、または回路図端子をそのパネル表示に関連付ける場合に内部的に使用する属性です。
WIRENO または TERM01
端子番号割り当てを保持する属性です。端子が挿入されている配線回路の線番を端子に表示する場合は、WIRENO 属性(最大 24 文字)を設定する必要があります。それ以外の場合で、この属性に線番とは関連しない端子ピンを割り当てる場合は、TERM01 属性(最大 10 文字)を使用する必要があります。
MFG
製造元名または製造元コードを保持する属性です(最大 24 文字)。

MFGn: 追加のパーツ番号の割り当てに使用される製造元名または製造元コードの属性です。最大 10 個まで設定できます。「n」は、「01」から「10」までの連続するコード値です。これらの属性が存在しない場合、データは挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

注: MFG、CAT、ASSYCODE は通常親コンポーネントのみに表示され、子の接点のシンボルには表示されません。これらが子シンボルに含まれている場合は、部品表レポートの数量に含められます。
CAT
カタログ パーツ番号割り当てを保持する属性です(最大 60 文字)。

CATn: 追加のパーツ番号の割り当てに使用されるカタログ値の属性です。最大 10 個まで設定できます。「n」は、「01」から「10」までの連続するコード値です。これらの属性が存在しない場合、データは挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

ASSYCODE
BOM レポートに抽出するサブアセンブリ項目を AutoCAD Electrical で検索できるようにするオプションのサブアセンブリ コードの属性です(最大 60 文字)。これらのサブアセンブリ項目は、ASSYCODE フィールドと ASSYLIST フィールドのアクティブなカタログ参照ファイル内に定義します。この属性の値は、サブアセンブリ情報が保持されているカタログ参照から選択を行うと自動的に設定されます。

ASSYCODEn: 追加のパーツ番号の割り当てに使用されるサブアセンブリ コード値の属性です。最大 10 個まで設定できます。「n」は、「01」から「10」までの連続するコード値です。これらの属性が存在しない場合、データは挿入されたシンボルに Xdata として保存されます。

DESC1、DESC2、DESC3
コンポーネントの説明の属性です(それぞれ最大 60 文字)。
INST
コンポーネントの装置コードの属性です(最大 255 文字)。
LOC
コンポーネントのロケーション コードの属性です(最大 255 文字)。
WDBLKNAM
値が TRMS の属性です。カタログ参照で TRMS テーブルのアクセスを強制的に実行します(最大32 文字)。

特殊マルチ接続シーケンス端子シンボル

次の属性は、この特殊なタイプの端子シンボルに使用します。このシンボル インスタンス 1 つに対して、端子台の相互接続を最大 6 つ定義できます(たとえば、複数の分岐供給端子台を経由する配線など)。既定のライブラリ シンボル ブロック名は「H--1_multi*.dwg」と「V--1_multi*.dwg」です。

WD_#_TAGSTRIP
端子台番号を保持する属性です(最長 16 文字)。最初の端子台番号には WD_1_TAGSTRIP を使用します。それ以降の端子台番号には、WD_2_TAGSTRIP から WD_6_TAGSTRIP までを順番に使用します。
WD_#_TERMNO
オプションの端子番号を保持する属性です。最初の端子台番号には WD_1_TERMNO を使用します。それ以降の端子台番号には、WD_2_TERMNO から WD_6_TERMNO までを順番に使用します。
WD_#_INFO
装置、ロケーション、カタログおよび項目番号の割り当て、接続されたすべてのケーブルの情報などの追加情報を保持する属性です。最初の端子台番号には WD_1_INFO を使用します。それ以降の端子台番号には、WD_2_INFO から WD_6_INFO までを順番に使用します。
X?TERM01、X?TERM02
シンボルの各端点の配線接続属性です。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。

渡り線発側/着側呼び合いシンボル

これらのシンボルを使用すると、配線を同一図面内または複数の図面間でジャンプさせることができます。既定のライブラリ シンボル名は「HAxSn.dwg」と「HAxDn.dwg」です。「x」はスタイルを表します。「n」は方向を表し、値は 1、2、3、4 のいずれかになります。

SIGCODE
シンボルの挿入時にユーザが定義する一意の信号コードを保持する属性です(最大 32 文字)。この値は、各発側呼び合いを着側呼び合いと関連付けるために使用します。
WIRENO
呼び合いシンボルが設定されている配線に割り当てられている線番のコピーを保持する属性です(最大 24 文字)。
DESC1
説明属性です(最大 60 文字)。
X?TERM01
配線接続の属性。「?」は上記の属性と同様に、配線接続の方向を表します。
XREF
対応する発側または着側のシンボルのリファレンス ロケーションを保持します。[信号リファレンスを更新]ツールまたは[線番]ツールで自動的に更新されます。
SHEET
図面プロパティで割り当てられている SHEET(%S)値の属性です(最大 12 文字)。[信号リファレンスを更新]ツールまたは[線番]ツールで自動的に更新されます。
DWGNAM
図面プロパティで割り当てられている DWGNAM (%D)値の属性です(最大 40 文字)。上記の属性と同様に更新されます。

XREF 属性、SHEET 属性、DWGNAM 属性は、次のコマンドを使用すると、自動的に更新されます。

発側/着側クロスリファレンス シンボル

これらのシンボルは、渡り線発側/着側呼び合いシンボルと類似していますが、配線接続属性と WIRENO 属性がありません。既定のライブラリ シンボル名は「HAxS1_REF.dwg」と「HAxD1_REF.dwg」です。「x」はスタイルを表す数字です。

インライン配線ラベルまたはインライン線番シンボル

このシンボルを配線に挿入すると、配線がブレークされ、シンボルが各端点に再接続されます。接続された配線の端点間のギャップに、テキスト ラベルまたは線番が配置されます。ギャップは、インライン文字の幅に合わせて動的に調整されます。既定のライブラリ シンボル ブロック名は「HT0_*.dwg」と「VT0_*.dwg」です。

COLOR または WIRENO
文字ラベル(COLOR)またはインライン配線文字(WIRENO)の表示属性です(最大24 文字)。この属性は、配線接続属性のペアの間の左右中央または上下中央に配置されます。
X?TERM01
配線の接続位置を保持する配線接続属性のペアです。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE
値が小さな 1 文字の "." の属性です。この値は常に表示し、各 XnTERM01 属性を挿入する位置に正確に配置する必要があります。この属性を使用すると、ギャップを文字の幅に合わせて自動調整し、シンボルを経由した接続を維持することができます。

単独の PLC I/O ポイント シンボル

次の各属性は、1 つまたは 2 つの配線接続が設定されている単独のスタンドアロン I/O シンボルに設定する必要があります。既定のライブラリ シンボル ブロック名は「PLCIOI*.dwg」と「PLCIOO*.dwg」です。

TAG1 または TAG2
PLC I/O モジュール タグ名(親/子)の属性です(最大 255 文字)。
TAGAn
I/O アドレスの属性です(最大 32 文字)。「n」は、連続するコード値です。値は、「01」から開始します。アドレスが複数ある場合は、接尾辞の数字を増分し(TAGA02、TAGA03 など)、必要に応じて、対応する端子ピン番号属性(TERM02、TERM03 など)、および配線接続属性(X?TERM02、X?TERM03 など)を追加します。
INST
コンポーネントの装置コードの属性です(最大 255 文字)。
LOC
コンポーネントのロケーション コードの属性です(最大 255 文字)。
XREF
対応する親または子のシンボルのリファレンス ロケーションを保持する属性です。
TERM01L、TERM01R
各側の端子ピン番号の属性です(最大 10 文字)。単独の配線接続の場合は、属性名は 「TERM01」になります。
X?TERM01L、X?TERM01R
各側の配線接続を保持する属性です。単独の配線接続の場合は、属性名は「X?TERM01」になります。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
TERMDESC01L、TERMDESC01R
シンボルの各側にある端子ピンの説明属性です(最大 128 文字)。単独の配線接続の場合は、属性名は 「TERMDESC01」になります。
MFG
製造元名または製造元コードを保持する属性です(最大 24 文字)。
CAT
カタログ パーツ番号割り当てを保持する属性です(最大 60 文字)。
ASSYCODE
BOM レポートに抽出するサブアセンブリ項目を AutoCAD Electrical で検索できるようにするオプションのサブアセンブリ コードの属性です(最大 60 文字)。これらのサブアセンブリ項目は、ASSYCODE フィールドと ASSYLIST フィールドのアクティブなカタログ参照ファイル内に定義します。この属性の値は、サブアセンブリ情報が保持されているカタログ参照から選択を行うと自動的に設定されます。
DESCA01 ~ DESCE01
説明テキストを保持する属性です。最大 5 行分設定できます(最大 60 文字)。
LINE1、LINE2
一般的なテキストを保持する属性です。最大 2 行分設定できます(例: ラックやスロットのアドレス番号など、最大 24 文字)。
DESC
(親のみ)一般的な説明を保持するオプションの属性(最長 60 文字)。
FAMILY
コンポーネントのファミリ タイプの属性です。単独の PLC I/O ポイント シンボルの場合、既定で PLC になります。

スプライス シンボル

X?WIRE01、X?WIRE02
配線注釈の属性です。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
TERMDESCxx
配線接続の説明の属性です(最長 128 文字)。
ACE_FLAG
値を 1 に設定した場合、スプライス シンボルを特定する属性です。

パラメトリック ツイスト ペア線シンボル

X?TERM01
配線接続の属性です。文字「?」は、配線接続の方向を表す数字(1、2、4、8 のいずれか)です。
X?_TINY_DOT_DONT_REMOVE
値が小さな 1 文字の "." の属性です。この値は常に表示し、各 XnTERM01 属性を挿入する位置に正確に配置する必要があります。この属性を使用すると、ギャップを文字の幅に合わせて自動調整し、シンボルを経由した接続を維持することができます。
ACE_OFFSET
シンボルの 2 つの配線接続点の中点から計測した頂点オフセット距離を保持する属性です。正の値を使用すると、ギャップを使用してツイストが拡張します。負の値(既定値)を使用すると、ツイストの高さが低くなります。0.0 の値を使用すると、ツイストは配線ギャップの中点までの高さになります。

ツイストの高さを変更するには、シンボルの図面ファイルを開き、この属性定義を編集します。次に、ツイスト ペア線シンボルを新しい図面に挿入すると、ツイスト部分に新しい値が適用されます。

ACE_FLAG
値を 3 に設定した場合、ツイスト ペア線シンボルを特定する属性です。