この実習では、構造物の縦断の単純な概略図を作成することによってマンホールのジオメトリを定義します。この部分は、パーツが使用されるときに AutoCAD Civil 3D から変更可能な寸法を使用して構築します。
この実習は、「実習 1: 構造物カタログで新規パーツを定義する」から継続しています。
[ビュー]パネル
[正面図]をクリックします。 パーツ ビルダのビューが変更され、Rim 作業平面が正面から表示されます。
コマンド ラインに、作業平面からのオフセットの選択を求めるプロンプトが表示されます。直交モードをオンにします。Rim 作業平面からマイナス Z 方向に約 12"下の位置を選択して[Enter]を押します。後の手順でこれらの距離を構造物パラメータと一致させることによってより正確なオフセットを設定します。2 番目の作業平面が、最初の作業平面の 12" 下に表示されます。

新しい作業平面が表示されます。[モデル パラメータ]の下に新しいパラメータが表示され、作業平面のオフセットが示されます。
[縦断を追加]
[円]を選択します。AutoCAD の円を作成する場合と同じように、コマンド プロンプトで、作業平面のおおよその中心で縦断の中心点を選択し、半径 12" を選択します。円縦断が表示され、Rim 作業平面の下に円縦断のエントリが表示されます。
[ジオメトリを追加]
[ポイント]を選択します。円縦断のおおよその中心にポイントを配置します。ポイントが円縦断のおおよその中心位置に表示されます。 
[条件を追加]
[同心円]を選択します。コマンド ラインに、最初のジオメトリと 2 番目のジオメトリの選択を求めるプロンプトが表示されます。ポイントと円の縦断を選択します。ポイントが円の縦断の中心に移動し、Rim 作業平面の下に同心円条件が表示されます。
[寸法を追加]
[直径]を選択します。コマンド ラインに、円または円弧の選択を求めるプロンプトが表示されます。画面で円の縦断を選択します。コマンド ラインに、寸法の位置の指定を求めるプロンプトが表示されます。画面で円の縦断に近い位置を選択します。直径の寸法が画面と[モデル パラメータ]の下に表示されます。実際に描画される直径と寸法値は、この時点では重要ではありません。
[円]を選択します。手順 7 と同じ手順に従って、円の縦断を作成します。中心のオブジェクト スナップ(OSNAP)を使用すると、この縦断の中心を Rim 作業平面からの縦断の中心と一致させることができます。この縦断を簡単に選択できるようにするために、半径を Rim 作業平面の円の縦断よりわずかに大きく設定します。実際の半径はこの時点では重要ではありません。円の縦断が表示されます。
[直径]を選択します。手順 10 を同じ手順に従って、寸法を配置します。2 番目の円の縦断に対する直径寸法が表示されます。 
[ビュー]パネル
[正面図]をクリックします。4 つの縦断が正面から表示されます。 

[最背面へ移動]を選択します。Top of Riser 1 の円の縦断と Top of Cone の円の縦断の間に摺り付けを追加します。これは、マンホールのカバーとフレームを表します。[変更子]を右クリックして、[摺り付けを追加]をクリックします。コマンド ラインに、開始縦断の選択を求めるプロンプトが表示されます。画面上で、Top of Riser 1 作業平面の円の縦断を選択します。コマンド ラインに、終了縦断の選択を求めるプロンプトが表示されます。画面上で、Top of Cone 作業平面の円の縦断を選択します。 このプロセスを繰り返して、Top of Cone 作業平面と Top of Riser 2 作業平面の間に摺り付けを作成します。縦断を選択するには、[表示順序]
[最背面へ移動]を使用して摺り付けを背面に移動しなければならない場合があります。これを行うには、画面上で摺り付け右クリックして、[表示順序]
[最背面へ移動]を選択します。次の図のような摺り付けが表示されます。

これらの摺り付けは、それらを作成するために使用した縦断に対して常に動的になります(作業平面オフセットと直径寸法の調整を含む)。





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