実習 1: 構造物カタログで新規パーツを定義する

この実習では、パーツ ビルダでドロップ流入マンホール構造物の作成を開始するにあたり、構造物カタログ内で新規パーツ チャプタおよび新規パーツ ファミリを作成します。また、パーツ ビルダのパラメトリック モデリング環境で作業平面を設定して、この後の実習でパーツのモデルを作成できるようにします。

この実習のプロセスは、前のチュートリアルのプロセスと異なります。

パーツ ビルダの環境で作業するので、この実習を開始するために図面を開く必要はありません。ただし、AutoCAD Civil 3D のチュートリアル図面フォルダには、完成した状態のパーツ(この場合は、ドロップ流入マンホール構造物)を含んだ図面が収録されています。この実習を終了する前または終了した後に、Part Builder-2.dwg ファイルを開いて、完成したパーツの状態を確認することができます。

  1. [ホーム]タブ [設計]パネル [パーツ ビルダ] 検索 の順にクリックします。
  2. [スタートアップ - カタログ画面ダイアログ ボックスの[パーツ カタログ]リストで、[構造物]を選択します。
  3. [US インペリアル構造物カタログ]フォルダをクリックし、[新規チャプタ]をクリックします。名前として Custom と入力し、[OK]をクリックします。

    カスタム構造物用の新しいチャプタが作成されます。

  4. Custom フォルダを選択し、[新規パラメトリック パーツ]をクリックします。

    [新規パーツ]ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [名前]として NO 233a と入力します。[注釈]フィールドをクリックし、既定の注釈に Outside Drop Connection と追加して[OK]をクリックします。

    パーツ ビルダのパラメトリック モデリング環境が起動します。

  6. [パーツ環境設定]を展開し、次のように変更します。
    • [未定義のパーツ タイプ]: [ます構造物]に変更します
    • [未定義]: [Manhole]に変更します(このフィールドをダブルクリックして、Manhole と入力します)
    • [未定義の外形状]: [円柱]に変更します

    パーツがます構造物のプロパティを持つ円柱形状として設定されます。

  7. [モデリング]を展開し、[作業平面]を右クリックして[作業平面を追加]を選択します。

    [作業平面を作成]ダイアログ ボックスが表示されます。

  8. [平面図]をクリックし、名前として Rim と入力し、[OK]をクリックします。

    構造物のリム標高を表す平面図作業平面が作成されます。

  9. [作業平面]を展開し、[Rim]を右クリック [ジオメトリを追加] [ポイント]を選択します。

    ポイントの選択を求めるプロンプトが表示されます。

  10. 黄色い長方形の中心付近のポイントをクリックし、[ESC]を押します。

    Rim 作業平面上の中心付近にポイントが作成されます。これは、パーツの構築を開始するための参照ポイントです。

  11. [作業平面]を右クリックし、[作業平面を追加]をクリックします。

    [作業平面を作成]ダイアログ ボックスが表示されます。

  12. [右]をクリックし、名前として Vertical Axis と入力して[OK]をクリックします。

    右側の垂直軸の作業平面が作成されます。

  13. [パーツ ファミリを保存]をクリックします。[はい]をクリックします。

    次の実習のためにパーツ ビルダを開いたままにしておきます。パーツが検証されて保存されます。パーツ タイプ、および選択した外形状によって、特定のモデル パラメータとサイズ パラメータが自動的にパーツ定義に追加されます。

このチュートリアルを続けるには、「実習 2: マンホール ジオメトリを定義する」に進んでください。