Lock_Bond : ヘルパー

Lock_Bond- superclass: helper; super-superclass:node - 33:0 - classID:#(1395943682, 515064320) 

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パーティクル フロー クイック ナビゲーション

説明:

Lock_Bond オペレータは、パーティクルをオブジェクトにアタッチし、オブジェクトをアニメートした場合でもこれらのパーティクルをオブジェクトにロックします。パーティクルがオブジェクトのサーフェス上を動くと、接着が崩れ、その結果パーティクルはオブジェクトから飛び去ったり、分離します。

標準の[位置オブジェクト](Position Object)オペレータもパーティクルをオブジェクトにロックできますが、パーティクルの位置はオブジェクトのサーフェス上でランダムに選択されるため、オブジェクトがアニメートされると、パーティクルは流れることがあります。[位置オブジェクト](Position Object)オペレータの主な制限事項として、既に位置が確定しているパーティクルには適用できない点が挙げられます。[位置オブジェクト](Position Object)オペレータは、古い位置に関係なく新しいパーティクルの位置を生成するため、各パーティクルが新しい位置に瞬間的に移動しているかのように感じられます。Lock_Bond では、アニメートされるサーフェスに対して、オリジナルの位置にパーティクルをとどめておくことができます。

また、Lock_Bond ではパーティクルの方向をロックすることもできます。つまり、ダーツや矢などのはっきりとした方向を持つパーティクルは、オブジェクトが回転した場合でも、オブジェクトに対する方向を維持できます。また、オリジナルの方向に起因するパーティクルの回転を抑えれば、風や重力の効果を精密にコントロールすることも可能です。

さらに、パーティクルの動きを弱めることで、大気や流動体、パーティクルがサーフェス上または大気中を移動するときの摩擦をシミュレートすることもできます。

Lock_Bond は、オブジェクトから分離するパーティクルのテストとしても機能します。テストの実行に関する詳細は、パラメータ Break Off When Exceeds を参照してください。

   

Lock_Bond テストが 3ds Max 2009 用 Creativity Extension の一部として 3ds Max に追加され、3ds Max 2010 で統合されました。この機能はそれ以前は、パーティクル フロー Tools Box #1 として提供されていました。

   

コンストラクタ:

Lock_Bond... 

   

プロパティ:

オブジェクトをロック

<Lock_Bond>.Lock_On_Objects : node array 

ロック先のジオメトリ オブジェクトの配列を取得/設定します。

   

<Lock_Bond>.Lock_Type : radiobtnIndex 

ロック タイプのラジオ ボタンの選択インデックスを取得/設定します。

有効な値は次のとおりです。

0 - オブジェクトにロック (既定値)

1 - サーフェスにロック

   

<Lock_Bond>.Animated_Surface : boolean 

[アニメートされたサーフェス](Animated Surface)オプションの状態を取得/設定します。

アニメートされたサブオブジェクトやパラメータ、モーフィング、モディファイヤのスキン処理などで、オブジェクトのサーフェスのシェイプやディテールが時間の経過とともに変化する場合に、このオプションを使用します。オブジェクトのアニメーションが変換 (位置、回転、スケール) のみの場合は、このオプションのチェック マークをはずすと、処理時間が短縮されます。

   

<Lock_Bond>.Snap_To_Surface : boolean 

[サーフェスにスナップ](Snap To Surface)オプションの状態を取得/設定します。

このオプションは、[サーフェスにロック](Lock to Surface)とは異なります。[サーフェスにロック](Lock to Surface)はパーティクルをサーフェスにロックしますが、イベントに入ったときの各パーティクルとサーフェス間の距離を維持します。[サーフェスにスナップ](Snap to Surface)では、パーティクルをオブジェクトのサーフェス上に配置します。

   

位置のロック/接着

<Lock_Bond>.Restrict_Position_To_Surface : boolean 

パーティクルの移動時に、パーティクルがオブジェクトのサーフェスから離れないようにします。実行する %パラメータが 100% 未満のとき、イベント内の Speed オペレータや Force オペレータに基づいて、パーティクルはオリジナルの位置から移動します。この場合、[サーフェスに制限](Restrict to Surface)にチェック マークを付けると、パーティクルはサーフェスを離れずに、サーフェスの別の部分に移動するだけです。

   

<Lock_Bond>.Use_Position_Offset_Limit : boolean 

[オフセット](Offset)チェックボックスの状態を取得/設定します。このオプションを false に設定すると、パーティクルの動きは制限されません。

   

<Lock_Bond>.Position_Offset_Limit : worldUnits 

パーティクルがロック ポイントから移動できる最大距離を定義する[オフセット](Offset)値を取得/設定します。

   

<Lock_Bond>.Use_Speed_Limit : boolean 

[速度制限](Speed Limit)チェックボックスの状態を取得/設定します。true に設定され、パーティクルがアニメートされたオブジェクトのロック ポイントについていけない場合、実行する %が 100% の場合でも、パーティクルの速度は .Speed_Limit に制限されます。つまり、[速度制限](Speed Limit)パラメータにチェック マークが付いているとき、このパラメータが[実行する %](Force %)よりも優先されます。

   

<Lock_Bond>.Speed_Limit : worldUnits 

パーティクルの移動の最大速度を、フレームあたりの単位で設定します。

   

<Lock_Bond>.Position_Force : percent 

パーティクルをそのロック ポイントにとどめるフォースの量を設定します。実行する %が 100% の場合は、パーティクルをロック ポイントに固定しようとします。実行する %を 100% 未満に設定した場合は、パーティクルはイベント内の Speed オペレータおよび Force オペレータに基づいてロック ポイントから移動できます。[実行する %](Force %)が低いほど、Speed オペレータおよび Force オペレータのパーティクルに対する影響は大きくなります。

実行する %が 100% 未満であり、[サーフェスに制限](Restrict to Surface)がオンである場合は、パーティクルはオブジェクトのサーフェスに沿って移動します。[Force]が 100% 未満であり、[サーフェスに制限](Restrict to Surface)がオフである場合は、パーティクルはサーフェスから離れて移動しますが、ロック ポイントとの関係は保持されます。いずれの場合も、パーティクルの動きは Speed オペレータおよび Force オペレータに基づき、[オフセット上限](Offset Limit)および[速度制限](Speed Limit)がオンであればこれらの設定によって制限されます。

実行する %が 100% に設定され、[サーフェスに制限](Restrict to Surface)がオンである場合は、パーティクルはオブジェクトまたはサーフェスに完全にロックされ、動きません。実行する %が 100% で、[サーフェスに制限](Restrict to Surface)がオフである場合はパーティクルはオブジェクトにロックされますが、[超過時に分裂](Break Off When Exceeds)が有効であり、オブジェクトがパーティクルを分離するために十分な速度でアニメートされている場合は例外です。

   

<Lock_Bond>.Position_Dampening_Type : integer 

さまざまな抵抗力をシミュレートしながらパーティクルの減速をコントロールする[ダンピング](Dampening)ドロップダウン リストの選択インデックスを取得/設定します。

有効な値は次のとおりです。

0 - なし - Speed オペレータおよび Force オペレータから周期的にかかるフォースによる既定値のダンピングを除き、ダンピングは適用されません。

1 - 摩擦 - サーフェスの摩擦効果をシミュレートし、パーティクルが移動を停止するまで徐々に速度を下げます。

2 - 空気/流動体 - 空気や水といった媒体の抵抗をシミュレートします。パーティクルの速度を下げますが、完全には停止させません。

3 - 両方 - 摩擦と空気/流動体の両方のフォースを組み合わせます。

   

<Lock_Bond>.Dampening_Friction : worldUnits 

摩擦の値を取得/設定します。

   

<Lock_Bond>.Dampening_Resistance (Birth_Texture_operator_Warning) : worldUnits 

[抵抗](Resistance)の値を取得/設定します。

   

<Lock_Bond>.Speed_Unit : worldUnits 

[スピード単位](Speed Unit)の値を取得/設定します。

   

センター ゾーン内のフォースを無効

<Lock_Bond>.Use_No_Acceleration_Zone : boolean 

[加速度](For Acceleration)チェックボックスの状態を取得/設定します。true に設定した場合は、各パーティクルのセンター ゾーンにおける加速のフォースは無効になります。これにより、パーティクルの速度が低下して停止するのを防ぐことができます。

   

<Lock_Bond>.Use_No_Dampening_Zone : boolean 

[ダンピング](Dampening)チェックボックスの状態を取得/設定します。 true に設定した場合は、各パーティクルのセンター ゾーンにおける減衰のフォースは無効になります。これにより、パーティクルが摩擦によって遅くなったり、停止するのを防ぐことができます。

   

<Lock_Bond>.Zone_Radius : worldUnits 

ロック ポイントの周囲のセンター ゾーンの半径を定義する[半径](Radius)の値を取得/設定します。

   

回転のロック/接着

<Lock_Bond>.Use_Rotation_Offset_Limit : boolean 

[オフセット上限](Offset Limit)チェックボックスの状態を取得/設定します。true に設定すると、[オフセット上限](Offset Limit)が使用されます。

   

<Lock_Bond>.Rotation_Offset_Limit : angle 

パーティクルがロック ポイントの回転からはずれることができる最大度数をコントロールする、[オフセット上限](Offset Limit)プロパティの値を取得/設定します。

   

<Lock_Bond>.Use_Spin_Limit : boolean 

[スピン上限](Spin Limit)チェックボックスの状態を取得/設定します。true に設定すると、[スピン上限](Spin Limit)が使用されます。

   

<Lock_Bond>.Spin_Limit : angle 

パーティクルが回転できるフレームあたりの最大度数をコントロールする、[スピン上限](Spin Limit)プロパティの値を取得/設定します。[スピン上限](Spin Limit)がオンに設定され、パーティクルが回転するロック ポイントについていけない場合は、パーティクルは実行する %が 100% である場合でも[スピン上限](Spin Limit)に制限されます。つまり、[スピン上限](Spin Limit)をオンにすると、[実行する %](Force %)よりも優先されます。

   

<Lock_Bond>.Rotation_Force : percent 

パーティクルの回転をロック ポイントの回転に強制的に一致させる量をコントロールする、[実行する %](Force%)プロパティの値を取得/設定します。実行する %が 100% の場合は、[スピン上限](Spin Limit)の設定によって回転が制限されていない限り、パーティクルは元の方向を保持します。実行する %が 100% 未満である場合は、パーティクルは Force オペレータを使用して回転されます。実行する %の値が低いほど、パーティクルはパーティクルの Force オペレータおよび慣性プロパティの影響を受けやすくなります。

   

<Lock_Bond>.Rotation_Dampening : percent 

パーティクルがロック ポイントの回転に追いつけないように制限する抵抗の量をコントロールする、[ダンピング %](Dampening%)プロパティの値を取得/設定します。0% に設定すると減衰は行われず、100% に設定するとパーティクルはまったく回転しなくなります。[オフセット上限](Offset Limit)が設定されている場合、[ダンピング](Dampening)が 100% に設定されている場合でも、パーティクルの回転とロック ポイントの回転とのずれが[オフセット上限](Offset Limit)よりも大きくなることはありません。つまり、[オフセット上限](Offset Limit)は[ダンピング](Dampening)の値よりも優先されます。

   

<Lock_Bond>.Induced_By_Speed_Change : boolean 

[速度変化で発生](Induced By Speed Change)チェックボックスの状態を取得/設定します。true に設定されている場合は、パーティクルの位置がロック ポイントに固定されている場合でも、パーティクルの回転はサーフェスのアニメーションによって行われます。このため、サーフェスにばねのような弾力をもってアタッチしたパーティクルの効果をシミュレートすることができます。パーティクルの重心はロック ポイントとは一致しないため、下にあるサーフェスが動くと、必ずパーティクルは回転し始めます。

   

<Lock_Bond>.Inertial_Size : worldUnits 

パーティクルの基点とパーティクルの重心との距離をコントロールする、[慣性の大きさ](Inertial Size)の値を取得/設定します。たとえば、細長い草の慣性の大きさは、草の長さの半分です。この値が小さいほど、回転は強くなります。このオプションは、.Induced_By_Speed_Change が true に設定されている場合のみ使用されます。

   

分裂

<Lock_Bond>.Use_Break_Off_Test : boolean 

[超過時に分裂](Break Off When Exceeds)オプションの状態を取得/設定します。

   

<Lock_Bond>.Break_Off_Type : radiobtnIndex 

分裂タイプのラジオ ボタンの選択を取得/設定します。

有効な値は次のとおりです。

0 - 速度 (既定値)

1 - 加速

   

<Lock_Bond>.Break_Off_Speed : worldUnits 

分裂の[速度](Speed)の値を取得/設定します。パーティクルの速度がこの値よりも高く、.Use_Break_Off_Test が true に設定されている場合は、パーティクルはサーフェスから分裂し、もう一度動き始めます。

   

<Lock_Bond>.Break_Off_Acceleration : worldUnits 

分裂の[加速](Acceleration)の値を取得/設定します。パーティクルの加速がこの値よりも大きく、.Use_Break_Off_Test が true に設定されている場合は、パーティクルはサーフェスから分裂し、もう一度動き始めます。

   

<Lock_Bond>.Break_Off_Variation : percent 

分裂の[変動](Variation)の値を取得/設定します。[速度](Speed)および[加速](Acceleration)の値をランダムに変化させる場合に使用します。

   

<Lock_Bond>.Break_If_Outwards_Only : boolean 

[外側へのみ分裂](Break If Outwards Only)オプションの状態を取得/設定します。true に設定した場合、パーティクルはサーフェス法線に沿って移動する場合にのみ分裂します。true に設定した場合、パーティクルは動きの方向とは無関係に、上限を超えた場合に分裂します。

   

アニメーション パラメータ

<Lock_Bond>.Sync_Type(Sync_By_Type) : integer 

[同期](Sync)ドロップダウン リストの選択インデックスを取得/設定します。

有効な値は次のとおりです。

0 - 絶対値時間 (既定値)

1 - パーティクル エージ

2 - イベント期間

独自性

   

<Lock_Bond>.Random_Seed : integer 

ランダムな[シード](Seed)の値を取得/設定します。

   

Lock_Bond インタフェース:

Lock_Bond クラスは、次のインタフェースを公開します。

インタフェース: action

インタフェース: operator

インタフェース: PViewItem

関連事項