iray_Renderer : RendererClass

iray_Renderer - superclass: RendererClass; super-superclass:MAXWrapper - 29:29 - classID: #(1048411834, 348141227) 
 

   

ライティングとレンダリング - クイック ナビゲーション

iray レンダラーは、ホスト システム上の CPU と使用可能な任意の GPU の両方を使用して物理的に正確な照明シミュレーションを実行するために設計された無補正パス トレーサです。

拡張設定については、「iray 文字列オプション」も参照してください。

3ds Max 2012 以降で使用可能です。

   

コンストラクタ:

iray_Renderer ...
mental_ray_iray_Renderer ...

--Assign an iRay renderer class instance
--to the current renderer:
renderers.current = iRay_Renderer ()
--> iRay_Renderer:iRay_Renderer 

   

プロパティ:

[iray]ロールアウト

コントロールの[フレーム毎のレンダリング時間](Rendering Duration Per Frame)グループ

<iray_Renderer>.durationInSeconds Integer default: 60 -- integer

シミュレーションを実行する時間(秒)を取得/設定します。

有効な値の範囲は 1~1073741824 で、既定値は 60 秒です。

   

<iray_Renderer>.durationMode Name default: #time -- enum

durationMode enums: {#time|#iterations|#unlimited}

[持続時間モード](Duration Mode)ラジオ ボタンの状態を取得/設定します。

#time (既定値)に設定すると、 .durationInSeconds プロパティで指定された秒数が経過するとシミュレーションが停止します。

#iterations に設定すると、 .durationPasses プロパティで指定された反復回数だけシミュレーションが実行されます。

#unlimited に設定すると、手動で停止するまでシミュレーションは続行されます。

   

<iray_Renderer>.durationPasses Integer default: 500 -- integer

.durationMode #iterations に設定されたときに、反復するパス数を取得/設定します。

有効な値の範囲は 1 ~ 1073741824 で、既定値は 500 反復回数です。

   

[拡張パラメータ](Advanced Parameters)ロールアウト

   

<iray_Renderer>.textureCompressionEnabled     BooleanClass    default: false   --  boolean

[テクスチャの圧縮](Texture Compression) > [有効](Enable)チェック ボックスの状態を取得/設定します。

   

<iray_Renderer>.textureCompressionMinResolution     Integer    default: 128   --  integer

[テクスチャの圧縮](Texture Compression) > [ピクセルが次の値未満の場合に圧縮を無効化](Disable compression below ... pixels)スピナーの値を取得/設定します。

有効な範囲は 0 ~ 32768 までです。

0 に設定すると、すべてのテクスチャが圧縮されます。

128 (既定値)に設定すると、解像度が 128 ピクセルを超えるテクスチャが圧縮されます。

32768 に設定すると、テクスチャの圧縮は実行されません。

   

ソルバの方法

<iray_Renderer>.architecturalSamplerEnabled     BooleanClass    default: false   --  boolean

[アーキテクチャル サンプラー](Architectural Sampler)チェックボックスの状態を取得/設定します。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

<iray_Renderer>.causticSamplerEnabled     BooleanClass    default: false   --  boolean

[コースティックス サンプラー](Caustic Sampler)チェックボックスの状態を取得/設定します。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

コントロールの[トレース/バウンスの制限](Trace/Bounce Limits)グループ

<iray_Renderer>.lightBouncesLimited BooleanClass default: false -- boolean

トレース/バウンスの制限をコントロールするラジオ ボタンの状態を取得/設定します。

False(既定値)に設定すると、ライトのバウンスは制限されず、物理的に正確な照明シミュレーションが作成されます。

True に設定すると、ライトのバウンスは .lightBouncesMaximum プロパティで定義されたしきい値に制限されます。

   

<iray_Renderer>.lightBouncesMaximum Integer default: 4 -- integer

.lightBouncesLimited プロパティが True に設定されたときに、使用されるライトのバウンスの最大数を取得/設定します。

有効な値の範囲は 2 ~ 1073741824 で、既定値は 4 です。

   

コントロールの[イメージ フィルタ(アンチエイリアシング)](Image Filtering (Antialiasing))グループ

<iray_Renderer>.imageFilterType Name default: #gauss -- enum

imageFilterType enums: {#box|#gauss|#triangle}

イメージ フィルタ タイプを取得/設定します。

   

<iray_Renderer>.imageFilterWidth Float default: 3.0 -- float

イメージ フィルタの幅を取得/設定します。

有効な値の範囲は 0.0 ~ 8.0 で、既定値は 3.0 です。

   

コントロールの[マテリアル上書き](Material Override)グループ

<iray_Renderer>.overrideMaterialEnabled BooleanClass default: false -- boolean

[マテリアル上書き](Material Override) > [有効](Enable)オプションの状態を取得/設定します。

true に設定すると、すべてのシーン マテリアルが .overrideMaterial プロパティで指定されたマテリアルで上書きされます。

false(既定値)に設定すると、 .overrideMaterial プロパティの値と関係なく、既存のシーン マテリアルが使用されます。

   

<iray_Renderer>.overrideMaterial UndefinedClass default: undefined -- material

   

[ディスプレイスメント](Displacement)パラメータ

   

<iray_Renderer>.displacementDisplaceMethod     Name    default: #length   --  enum

[方法](Method)ラジオ ボタンの状態を取得/設定します。

有効な値は次のとおりです。

#length

#parametric

   

<iray_Renderer>.displacementParametricSubdivisionLevel     Integer    default: 5   --  integer

   

コントロールの[ディスプレイスメント(グローバル設定)](Displacement (Global Settings))領域

<iray_Renderer>.displacementView BooleanClass default: true -- boolean

[ビュー](View)オプションの状態を取得/設定します。

   

<iray_Renderer>.displacementSmoothing BooleanClass default: true -- boolean

[スムージング](Smoothing)オプションの状態を取得/設定します。

   

<iray_Renderer>.displacementEdgeLength Float default: 2.0 -- float

[エッジの長さ](Edge Length)プロパティの値を取得/設定します。

有効な値の範囲は 0.0 ~ 1e+006 で、既定値は 2.0 です。

   

<iray_Renderer>.displacementMaximum Float default: 20.0 -- float

[最大ディスプレイス](Max.Displace)プロパティ値を取得/設定します。

有効な値の範囲は 0.0 ~ 1e+006 で、既定値は 20.0 です。

   

<iray_Renderer>.displacementSubdivisionLevel Integer default: 6 -- integer

[最大サブディビジョン](Max.Subdiv.)オプションのドロップダウン リストの状態を取得/設定します。

有効な値は次のとおりです。

0 - 4

1 - 16

2 - 64

3 - 256

4 - 1K

5 - 4K

6 - 16K(既定値)

7 - 64K

   

[ハードウェア リソース](Hardware Resources)ロールアウト

<iray_Renderer>.NumberOfAllocatedCPUS     Integer    default: 8   --  integer

iRay レンダリングに割り当てる CPU の数を取得/設定します。

有効な値は 0 から 8 の間です。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

関連するメソッドについては、このページの後半にあるインタフェース: mental_ray_iray_options を参照してください。

   

[モーション ブラー](Motion Blur)ロールアウト

コントロールの "モーション ブラー" グループ

<iray_Renderer>.motionBlurEnabled     BooleanClass    default: false   --  boolean

[モーション ブラー](Motion Blur) > [有効](Enable)チェック ボックスの状態を取得/設定します。

3ds Max 2013 以降で使用可能です。

   

<iray_Renderer>.blurAllObjectsEnabled     BooleanClass    default: true   --  boolean

[全オブジェクトをブラー](Blur All Objects)チェック ボックスの状態を取得/設定します。

3ds Max 2013 以降で使用可能です。

   

<iray_Renderer>.shutterDurationInFrames     Float    default: 0.5   --  float

[シャッタ期間(フレーム数)](Shutter Duration (frames))の値を取得/設定します。

3ds Max 2013 以降で使用可能です。

   

<iray_Renderer>.shutterOffsetInFrames     Float    default: -0.25   --  float

[シャッタ オフセット(フレーム数)](Shutter Offset (frames))の値を取得/設定します。

3ds Max 2013 以降で使用可能です。

   

<iray_Renderer>.motionSegments     Integer    default: 1   --  integer

[モーション セグメント](Motion Segments)の値を取得/設定します。

3ds Max 2013 以降で使用可能です。

   

<iray_Renderer>.iterationsPerMotionStep     Integer    default: 16   --  integer

[モーション ステップ毎の反復](Iterations Per Motion Step)の値を取得/設定します。

3ds Max 2013 以降で使用可能です。

   

スクリプト専用のプロパティ

<iray_Renderer>.hardwareReport String default:
"//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////          
////////// iray Hardware Support        
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////   
+No supported hardware detected. Using CPUs only." -- string; read-only

   

<iray_Renderer>.version String default:"2.1-, build 150473.8639 ra, 15 Oct 2011, nt-x86-vc9sp1" -- string; read-only

現在の iRay ビルドのバージョン文字列が含まれます。

既定値は、バージョンによって異なる場合があります。

読み込み専用です。

   

iray_Renderer インタフェース:

Interface: IMtlRender_Compability_Renderer

プロパティ:

.displacementParametricSubdivisionLevel : integer : Read|Write|Validated by Range: 0 to 10

   

.displacementDisplaceMethod : enum : Read|Write
displacementDisplaceMethod enums: {#length|#parametric}

   

.textureCompressionEnabled : boolean : Read|Write

   

.textureCompressionMinResolution : integer : Read|Write|Validated by Range: 0 to 32768

   

メソッド:

なし

アクション:

なし

Interface: mental_ray_iray_options

プロパティ:

このインタフェースで公開されたプロパティは、レンダラーのプロパティとして表示され、このトピックの前半で詳しく説明しています。

<iray_Renderer>.durationInSeconds : integer : Read|Write|Validated by Range: 1 to 1073741824
<iray_Renderer>.durationPasses : integer : Read|Write|Validated by Range: 1 to 1073741824
<iray_Renderer>.durationMode : enum : Read|Write
durationMode enums: {#time|#iterations|#unlimited}
<iray_Renderer>.displacementView : boolean : Read|Write
<iray_Renderer>.displacementSmoothing : boolean : Read|Write
<iray_Renderer>.displacementEdgeLength : float : Read|Write|Validated by Range: 0.0 to 1e+006
<iray_Renderer>.displacementMaximum : float : Read|Write|Validated by Range: 0.0 to 1e+006
<iray_Renderer>.displacementSubdivisionLevel : integer : Read|Write|Validated by Range: 0 to 7
<iray_Renderer>.overrideMaterialEnabled : boolean : Read|Write
<iray_Renderer>.overrideMaterial : material : Read|Write
<iray_Renderer>.lightBouncesLimited : boolean : Read|Write
<iray_Renderer>.lightBouncesMaximum : integer : Read|Write|Validated by Range: 2 to 1073741824
<iray_Renderer>.imageFilterType : enum : Read|Write 

imageFilterType enums: {#box|#gauss|#triangle}
<iray_Renderer>.imageFilterWidth : float : Read|Write|Validated by Range: 0.0 to 8.0
<iray_Renderer>.motionBlurEnabled : boolean : Read|Write
<iray_Renderer>.blurAllObjectsEnabled : boolean : Read|Write
<iray_Renderer>.shutterDurationInFrames : float : Read|Write|Validated by Range: 1e-006 to 1e+008
<iray_Renderer>.shutterOffsetInFrames : float : Read|Write|Validated by Range: -1e+008 to 1e+008
<iray_Renderer>.motionSegments : integer : Read|Write|Validated by Range: 1 to 15
<iray_Renderer>.iterationsPerMotionStep : integer : Read|Write|Validated by Range: 1 to 1024
<iray_Renderer>.NumberOfAllocatedCPUS : integer : Read|Write|Validated by Range: 0 to 8

   

メソッド:

<integer><iray_Renderer>.getNumberOfCPUs()

現在のシステムにインストールされている CPU の数を返します。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

<integer><iray_Renderer>.getNumberOfCudaGPUs()

現在のシステムにインストールされている CUDA をサポートする GPU の数を返します。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

<bool>isGPUUsedByWindows <integer>index

インデックスで指定された GPU が Windows によって使用される場合は True、そうでない場合は False を返します。

インデックスの基数は 0 です。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

<bool>isGPUUsedByIRay <integer>index

インデックスで指定された GPU が iRay によって使用される場合は True、そうでない場合は False を返します。

インデックスの基数は 0 です。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

<bool>setIRayToUseGPU <integer>index <bool>gpuActive

インデックスで指定された GPU の iRay 状態によってユーザを設定します。

成功した場合は True を返し、失敗した場合(インデックスが範囲外の場合など)は False を返します。

UI のチェックボックスをオン/オフにする操作と同じです。

このメソッドを呼び出しても[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログは自動的に更新されません。UI による変更を反映させるには、ダイアログを閉じてから再度開いてください。

インデックスの基数は 0 です。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

<string>getGPUName <integer>index

インデックスで指定された GPU の名前文字列を返します。

インデックスの基数は 0 です。

インデックスが範囲外の場合は、空の文字列 "" を返します。

3ds Max 2014 以降で使用可能です。

   

アクション:

なし

   

Interface: mental_ray_iray_diagnostics

プロパティ:

このインタフェースで公開されたプロパティは、レンダラーのプロパティとして表示され、このトピックの前半で詳しく説明しています。

<iray_Renderer>.hardwareReport : string : Read
<iray_Renderer>.version : string : Read

   

メソッド:

なし

アクション:

なし