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Mapping_Object オペレータは、1 つまたは複数の参照オブジェクトからマッピング値を取得して、パーティクルにマップを割り当てます。パーティクルごとに、参照ジオメトリ上の直近のポイントが検出され、そのポイントからマッピング値とマテリアル ID を取得して各パーティクルに割り当てます。
既にマップが割り当てられているイベントにパーティクルが渡された場合は、複数のマッピング値をブレンドすることで、色が急激に変化するのを防ぐことができます。このブレンドは、時間か、参照ジオメトリからの距離に基づいて実行できます。
Mapping_Object 演算子が 3ds Max 2009 用 Creativity Extension の一部として 3ds Max に追加され、3ds Max 2010 で統合されました。この機能はそれ以前は、パーティクル フロー ツール Box #1 として提供されていました。
[タイプ](Type)ドロップダウン リストの選択インデックスを取得/設定します。
[サブマテリアル インデックスを取得](Acquire Sub-Material Index)オプションの状態を取得/設定します。
True に設定すると、マッピング オブジェクトは最も近いポイントから取得したマテリアル ID を各パーティクルに割り当てます。現在のイベントまたは 1 つ前のイベント内に、参照サーフェス マテリアルを使用するマテリアル オペレータが存在する場合は、このオプションによってパーティクルの色は参照サーフェスの色にマッチングされます。これにより、マルチ/サブオブジェクト マテリアルを参照したサーフェスにパーティクルをブレンドすることができます。
[パーティクルごとにカラーを均一化](Uniform Color Per Particle)オプションの状態を取得/設定します。
マッピングを取得するジオメトリ オブジェクトを指定するノード配列を取得/設定します。
[静止オブジェクト](Static Objects)オプションの状態を取得/設定します。true に設定した場合は、このオペレータはジオメトリ オブジェクトが一切アニメートされていないものと仮定し、ジオメトリ データを一度だけ取得します。
[アニメートされたサーフェス](Animated Surface)オプションの状態を取得/設定します。true に設定された場合は、このオペレータはフレームごとにすべてのオブジェクトのジオメトリを評価して、モディファイヤでのサーフェス変形やサブオブジェクト アニメーションを考慮します。このオペレータは、 .Static_Objects プロパティが false に設定されている場合のみ使用できます。
32 個のマッピング チャネル ボタンの状態に対応するブール値の配列を取得/設定します。
[U の変動](U Variation)パーセント値を取得/設定します。
[V の変動](V Variation)パーセント値を取得/設定します。
[W の変動](W Variation)パーセント値を取得/設定します。
これらのコントロールは、割り当てられたマッピング値に偏差を追加します。これらの偏差の値は、標準の 0.0 - 1.0 のマッピング範囲のパーセンテージです。たとえば、[U の変動](U Variation)の値が 20% である場合は、パーティクルに割り当てられる U マッピングは、U 値をマッピングしている参照ジオメトリから 0.2 までの範囲で変化します。
[タイリングを除外](Exclude Tiling)オプションの状態を取得/設定します。
False に設定すると、U/V/W の変動によって設定される偏差によって、マッピング値は 0.0 より小さいか、1.0 より大きい値になります。タイリングされていないテクスチャを使用する場合は、色が急激に変化する原因となる場合があります。
True に設定すると、マッピング値は 0.0 ~ 1.0 の範囲にクランプされます。元のマッピング値が 1.0 よりも小さい場合は、偏差を追加しても 1.0 より大きくはなりません。元のマッピングが 0.0 よりも大きい場合は、偏差を追加しても 0.0 より小さくはなりません。
既定値では、パーティクルがイベントに渡されると同時にマッピング値が取得され、パーティクルに割り当てられます。そのため、前のイベントで既にパーティクルにマッピング値が割り当てられていた場合は、色が急激に変化してしまいます。そこで、[時間に基づいてマップをブレンド](Blend Mapping By Time)または[距離に基づいてマップをブレンド](Blend Mapping By Distance)を使用すれば、現在のイベントでマッピング オブジェクトによって割り当てられたマップと前のマップを滑らかにブレンドすることができます。
[時間に基づいてマップをブレンド](Blend Mapping By Time)オプションの状態を取得/設定します。
True に設定すると、前のマップと現在のマップを、時間に基づいて滑らかにブレンドします。
[タイプ](Type)ドロップダウン リストの選択を取得/設定します。
0 - 絶対値時間 - すべてのパーティクルは、 .Blend_Time プロパティ (UI では[終了時間](Finish At Time)) で指定したフレームで、ブレンド処理を終了します。
1 - パーティクル エージ - すべてのパーティクルは、 .Blend_Time プロパティ (UI では[終了エージ](Finish At Age)) で指定したエージに達した時点で、ブレンド処理を終了します。
2 - イベント期間 (既定値) - すべてのパーティクルは、パーティクルが現在のイベントに渡されてから、.Blend_Time プロパティ (UI では[終了時間](Finish At Time)) で指定した時間が経過した時点で、ブレンド処理を終了します。
3 - 変更レートを制限 - どのくらいの速さでパーティクルのマッピング値を変更できるようにするかを制限します。 .Blend_Time ([ターンアラウンド時間](Turnaround Time)) プロパティで、マッピング値が前の値から現在の値に変更されるまでのインターバル時間を定義します。[ターンアラウンド時間](Turnaround Time)の値が大きいほど、現在のマッピング値が変更されるまでにかかる時間は長くなります。
Blend_Time の値 (UI のラベルは .Blend_Type の値によって変化) を取得/設定します。
[距離に基づいてマップをブレンド](Blend Mapping By Distance)オプションの状態を取得/設定します。
True に設定すると、前のマップと現在のマップを、パーティクルの参照ジオメトリからの距離に基づいて滑らかにブレンドします。毎フレームごとに直近のサーフェス ポイントまでの距離が計算されます。パーティクルが参照サーフェスに近づくと、ブレンド処理が実行されます。パーティクルと参照サーフェスとの距離が .Finish_Distance の値に達した時点で、ブレンドは終了します。このオプションは、ターゲット探査オペレータと同様に、イベントに入った時点でパーティクルがサーフェスの方向を向いている場合に使用します。
[終了距離](Finish Distance)値を取得/設定します。
[ビューポート内でマップを表示](Show Map In Viewport)オプションの状態を取得/設定します。