変数の割り当て
一つ前のレッスンで示したように、「Hello」の文字列を MAXScript に入力すると MAXScript はコマンド出力として同じ文字列を表示します。他の文字列を入力すると、MAXScript
はその文字列を表示します。 以前の文字列は記憶しません。
MAXScript に文字列の値を記憶させるには、変数にその値を割り当てます。
MAXScript で変数を割り当てる一般的な構文は次のとおりです。
variable_name=variable_value
variable_name は、アルファベットまたは「_」(アンダースコア)で始まり、任意の数の英数字を含めることができます。
variable_value は、文字列、数値、または他の任意の表現を指定できます。
変数に文字列を割り当てる方法:
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リスナー プロンプトで、次のコマンドを入力します。
mystring = "This is my string."
MAXScript はこの文字列変数の値を返します。
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変数名を入力することによってこの文字列変数を参照できます。mystring と入力します。
MAXScript はもう一度その文字列変数の値を返します。
この方が再び文字列を入力するより速くなります。MAXScript はこの文字列を MAXScript セッションが開いている限り、または変数の値を変更するまで記憶しています。
既存の変数に新しい値を割り当てる方法:
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mystring = "This is not your string." と入力します。
これで MAXScript は、mystring の新しい値を表示するようになります。
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以後、mystring を参照すると、MAXScript は新しい値を使用します。mystring と入力します。
MAXScript は新しい値を表示します。
MAXScript は大文字と小文字の変数名を区別しないことに注意してください。 MAXScript では、名前の大文字と小文字は区別されません。このため、myString
と入力する場合、mystring、MYSTRING、あるいは MyStRiNg を入力したことと同じになります。
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MAXScript での数学演算