MAXScript のソースファイル名へのアクセス

これらのメソッドを使用すると、スクリプトは自身の実行元となったソースファイルやソースファイル内の現在位置をクエリーできます。

<filename>getSourceFileName()

この関数の呼び出し元となったソースファイルのファイル名パスを返します。

呼び出しが有効な MAXScript ファイルから発生したものでない場合(リスナー内で実行された場合など)は、undefined を返します。

まだ名前のない(未保存の)ファイルから呼び出された場合は、空の文字列またはファイルパスを返します。

このメソッドが execute() メソッドを使用して評価された文字列の内部から呼び出されたものである場合は、この execute() の呼び出し元となったファイルが結果として返されます。

3ds Max 9 以降で使用可能です。

<filename>getThisScriptFilename()

呼び出し元のスクリプトに関連付けられているファイル名を返します。 getSourceFileName() と同様に、主に、Avguard 拡張機能を使用する 3DS Max 9 以前のスクリプトとの互換性を保つために追加されたものです。

3ds Max 2008 以降 で使用可能です。従来、Avguard 機能拡張として提供されていた機能です。

<integerPtr>getSourceFileOffSet()

ソーススクリプトファイル内の文字位置を返し、ソーススクリプトファイルから呼び出されたのでない場合は「undefined」を返します。4GB 以上のファイルであってもその位置が無効にならないようにするために、戻り値には IntegerPtr の値が使用されます。

3ds Max 9 以降で使用可能です。

<integerPtr>getSourceFileLine()

ソーススクリプトファイルのコード行を返し、リスナーから実行された場合など、ソーススクリプトファイル以外から呼び出された場合には「undefined」を返します。4GB 以上のファイルであってもその行番号が無効にならないようにするために、戻り値には IntegerPtr の値が使用されます。

3ds Max 2010 以降で使用可能です。

MAXScript のソース ファイル名へのアクセス