3ds Max 2 から 9 までは、[MAXScript エディタ](MAXScript Editor)ウィンドウが複数枚開いていましたが、3ds Max 2008 では単一ののタブ付きエディタに置き換えられました。このエディタは Scintilla コントロールおよび SciTE エディタに基づいており、従来の実装では使用できなかった高度な機能が数多くサポートされています。
MAXScript リスナーとその MacroRecorder ペイン、GUI の左下隅にあるミニ リスナー、およびスクリプト エディタ ウィンドウには、すべて Scintilla コントロールが使用されるようになりました。
リスナーおよびエディタの undo depth は 500 になりました。
従来のエディタ ウィンドウも、パーティクル フローの[スクリプト オペレータ](Script Operator)をはじめ、いくつかの 3ds Max 領域で使用されています。従来のエディタ ウィンドウに関する既存の説明については、以下のトピックを参照してください。
スクリプト関数のソースを検索する必要がある場合は、 showSource() を使用します。これにより、この関数が定義されたソース ファイルを含んでいる[MAXScript エディタ](MAXScript Editor)ウィンドウを表示し、関数の定義に位置付けられます。
3ds Max 9 で導入された新しいシステム グローバル 変数 editorShowPath は、MAXScript エディタのタイトル バーに編集しているスクリプトの絶対パスを表示(true、3ds Max 9 の既定値)するか、ファイル名のみを表示(false、3ds Max 9 以前のバージョンではこの設定しかありませんでした)するかをコントロールします。値を変更すると、開いている MAXScript エディタ ウィンドウが更新されます。
3ds Max 9 以降では、エディタ ウィンドウで[開く](Open)または[名前を付けて保存](Save As)を実行したとき、エディタ ウィンドウにファイル名が関連付けられている場合は、[開く](Open)/[保存](Save)ダイアログ ボックスではそのファイルへのパスが開かれます。ファイル名の付いていない状態でエディタ ウィンドウから[開く](Open)、[保存](Save)、[名前を付けて保存](Save As)を実行したり、リスナーまたは Max のメイン ウィンドウからこれらの操作を実行する場合は、(ダイアログ ボックスの外部からキャンセルを実行しない限り)MAXScript スクリプト ファイルの[開く](Open)/[保存](Save)ダイアログ ボックスで最後に指定したディレクトリが使用されます。