束(Clump)モディファイアを使用する際には、次のワークフローのヒントを参考にしてください。
- 密度マスク(Density Mask)を使用して、メッシュのサーフェス上のヘア束の配分をコントロールします。さらに、同じマスキング テクスチャ ファイルを束(Clump)アトリビュートに接続すれば、ヘア束の大きさをより正確にコントロールできます。「マスクを使用する」を参照してください。
- 必要に応じて、モディファイア スタックで束(Clump)モディファイアを上下に移動することにより、最適なエフェクトを得ることができます。たとえば、ヘア束を、ノイズ(Noise)モディファイアまたはスカルプト(Sculpting)モディファイアの前に配置するか、後に配置するかで、外観が変わります。
- 個々のヘア束をスカルプトするには、フリーズ(Freeze)ツールを使用してそのヘア束を選択してから、フリーズを反転(Invert Frozen)をオンにします。
- ヘア束の配置および外観に満足できない場合は、他のシード値を使用して束のポイントを再生成します。このことを行うには、束のポイント(Clump Point)アトリビュート グループで、シード(Seed)を新しい値に設定します。
- 2 番目のヘア束を作成するには、1 番目と 2 番目の束のマップ サブディビジョン レベル(Map Subdivision Level)アトリビュート値が同じであることを確認します。このことを簡単に行うには、右クリックして表示されるメニューから 複製(Duplicate)を選択して 1 番目のヘア束を複製します。
2 番目の束(Clump)モディファイアの束のポイント(Clump Points)アトリビュート グループで密度(Density)値を調整して、この値が、1 番目の束(Clump)モディファイアの密度(Density)値より大きくなるようにします。これにより、2 番目の各束(Clump)モディファイアによる束が、対応する 1 番目の束(Clump)モディファイアのマップ サブディビジョン内に収まるようになります。このようにしないと、2 番目の束が、隣接する他の 1 番目のモディファイア内のポイントから影響を受けることになり、求めていない結果が生成されることになります。
- ヘア束内にギザギザのアーティファクトが見られる場合は、束のマップ(Clump Map)アトリビュート グループのマップ サブディビジョン レベル(Map Subdivision Level)アトリビュート値を上げます。これにより、束のマップの解像度が高くなります。
ヘアにカールとコイルを作成する
ヘアにカールとコイルを作成するには、まず次の設定から始めるようにしてください。
- ヘアの CV 数を 24 ～ 36 の値まで大きくします。以下の手順を実行します。
- インタラクティブ グルーミング エディタ(Interactive Groom Editor)で、description_base ノードを選択します。
- CV の設定(CV Settings)アトリビュート グループで、CV 数(CV Count)に値を入力して、再構築(Rebuild)をクリックします。
- 1 より大きなカール(Curl)値を使用し、それからカールのスケール(Curl Scale)ランプを使用して、シェイプを定義します。
- 必要に応じて、カールまたはコイル用の各束間に間隔を持たすようにオフセット(Offset)値を増やすことができます。
- カールの方向が変化するように、ランダムなエクスプレッションを作成することができます。以下の手順を実行します。
- カール(Curl)の横のテクスチャ マップ アイコン
をクリックします。
- レンダー ノードの作成(Create Render Node)ウィンドウで Maya の下にあるユーティリティ(Utilities)を選択します。
- リストから Xgm Se エクスプレッション(Xgm Se Expr)を選択します。
xgmSeExpr エクスプレッション ノードが作成され、束(Clump)モディファイア ノードに接続されます。
- xgmSeExp アトリビュートで、エクスプレッション(Expression)の横にランダム化エクスプレッションを入力します。
たとえば、rand(1,-1) と入力します。または、SeExpr エディタを開く(Open SeExpr Editor)をクリックして、エディタにエクスプレッションを入力します。
- カール(Curl)の横のテクスチャ マップ アイコン